音楽劇 『PHANTOM of the SHOGIKAIKAN』 公演情報 音楽劇 『PHANTOM of the SHOGIKAIKAN』」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 5.0
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  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    真田林佳さん出演。
    25日のマチネと27日の大千秋楽を観劇。

    E-Stageさんの詰将棋シリーズ。一昨年の「煙詰」、昨年の「ヴァンパイア」に続く第3弾は、なんとミュージカル。すごかったです。数日経った今も音楽と歌が頭の中でリフレインしてます。

    傾斜の盤上に駒が置かれている、不安定な足場。演者さんはその上で激しく動き回り、踊ります。駒はズレたり別のマスに蹴とばされたり。「駒の化身」の皆さんがタイミングを見計らって直すところも、このシリーズの見どころだったりします。

    怪人の要求が書かれた手紙。地下水路と船。仮面。落ちるシャンデリア。あらゆるシーンが映画「オペラ座の怪人」を思い起こさせ、楽しかったです。アマプラで映画を予習しておいたことで、より深く楽しめました。

    3作連続で参加となった真田さん。存分にご自分のキャラクター、特長を発揮されてました。どんな役でも役以上の存在感があります。年齢不詳のマダム・ケイは原作のマダム・ジリーでしょうか。

    駒の化身の皆さんがどんな役割をするのかも、楽しみのひとつです。今回は政田圭敬さんの「銀沙」など、かっこいい名前がつきましたね。将棋会館の対局室の名前なのですね。

    ネタバレBOX

    冒頭で、と金が「会長」という偉い人なことにまず驚きました。なにしろ前作「ヴァンパイア」では出番が1回しかない「と金の精」でしたから。自分はあえて棋譜を知らずに観劇したので と金がたくさん登場することを知らず、そこから驚くことができました。

    オープニングパフォーマンス。玉将の力強い歌声。駒を裏返して血のような赤を表現。最後、次々に駒を盤上に打ち付けるところなど鳥肌が立ちました。撮影した動画を何度も見てます。

    金将の「ぶっころニフ!」は最高でした。カルロッタのように声に細工をされたわけですね。

    怪人の王将はクリスティーヌの角行に強く執着。角行は怪人に舟で連れていかれ、意識を失う。追いかける幼馴染の飛車はラウルですね。

    舟のシーンは映画さながら。どうやって進んでるかと思ったら化身の戸嶋陽さんが押してました。なるほど船長と呼ばれるわけですね。
    舟の進路に置いてある持ち駒を政田さんが退避させて、あとから戻すところ。目の前で見れて楽しかったです。

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