蜜 室(みっしつ) 公演情報 蜜 室(みっしつ)」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.6
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  • 満足度★★★★

    雲さんの異質さ
    この作品は雲さんの異質さに尽きると思う。まことクラヴのメンバーはもちろんいいものの、やはり雲さんの存在感に勝ることは無かった様に思えました。社交ダンスをしようとするのだが暗黒舞踏の動きになってしまうというのはとても面白く、その異質さがこの舞台が舞台として最後閉じ込めていく際の力となっていくように思えました。これがまことクラヴが劇場の中で行なうべくして行なった表現のように思える。それには雲さんの暗黒舞踏の異質さだろうとも思いました。

    勉強になりました。ありがとうございます。

  • 満足度

    再見
    最低。即興性に超秀でていた初日の良さが全部消えていた。ただの下らない遊びに堕していた。

  • 満足度★★★

    アングラ的味わい
    舞踏や社交ダンスのダンサーも出てくる雑多な雰囲気がいかがわしくて楽しく、ダンス的ムーブメントだけでなく演劇的構成も魅力的な作品でした。劇場以外での公演も多いカンパニーなので、劇場で公演することについて意識的で、うっすらとメタ的な構成が感じられました。

    開場すると舞台上が「差押」と書かれたテープで囲われていて、ダンサー達もテープで巻かれて身動きせず佇んでいる異様な光景が広がり、開演時刻になるとテープカットのセレモニーが行われ、舞台やダンサーのテープが切られパフォーマンスが始まるのが印象的でした。
    中盤はコミカルなテイストで、夏目漱石の『それから』の台詞を一人で語ったり、澤田有紀さんが向雲太郎さんに社交ダンスのレッスンするもののどうしても舞踏的な動きになってしまう様子が笑えました。
    終盤になって開演前のアナウンスが流れ、開演してからそれまでの時間が幻のように感じられる効果があり、アナウンスの言葉が次第にゴチャ混ぜに編集され、『それから』の相手の台詞に変容していくシーンが素晴らしかったです。
    最後は女性歌手2人(1人はダンサーの森下真樹さんで、歌だけの為に出演)が客席後方から現れ、ジャズ的な曲を歌い、差し押さえの札が舞い散る中またテープが舞台上に張り巡らされ、その向こうにダンサー達が並ぶ姿に迫力がありました。
    冒頭と最後はとても素晴らしかったのですが、中盤が少々間延びして感じられました。

    ダンスは群舞に勢いがあり、爽快でした。向雲太郎さんの異質な存在感があるときは奇怪にあるときはコミカルにと上手く用いられていました。
    照明が凝っていて素晴らしかったです。

  • 満足度★★★★★

    楽しくて傑作
    エンターテイメントとして十分に楽しいし、作品としてもよい。舞踏家の活かし方がお見事。

  • 満足度★★★★★

    必見!必見!必見!
    素晴らしい前衛の舞台が見れた。

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