はだしのこどもはにわとりだ 公演情報 はだしのこどもはにわとりだ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.7
1-3件 / 3件中
  • 満足度★★★★

    この瞬間
    面白い。値段も安いし。麦茶付きだし。80分って時間も良い。

    ネタバレBOX

    ロックバンド「ジョーブ博士と下部構造」がフェスに参加するとか、女の子の過去の記憶とか、おじいちゃん家の思い出とか、それらが過去から未来へ流れたり、戻ったりする。

    脚本(肥田知浩)が良い。新巻鮭とかラジオとかうどんを楽器にするってところからしていい感じのフィクションだし、女の子の妄想の具現化と具現対象の逆転とか、隔てた空間と時間の相互作用とつながりとか、魅力がいっぱい。
    庭先、縁側も効果的に使われて、ゆうどの空間にとても馴染んでて、夏の田舎の不思議な話って感じが、臨場感を煽る。

    実際、場面は、電車内だったりとある家の一室だったりするし、時間も急に未来に飛んだりするのだけど、照明や音響効果なしでもすっと切り替わる演出(と演技)は見事だと思った。
    1000/πを演じた用松亮の「この瞬間だぜ」ってダサカッコイイ言葉が印象的。バンド演奏も絵的に秀逸だったし。コトネ役の野津あおいも優しげでかわいらしい女性演技がうまかった。
  • 満足度★★★★★

    遠い記憶
    会場の古民家から連想される自分の記憶と織り交ざり、見事な効果が生み出される。単なる企画モノではなく、立派な作品。

  • 満足度★★★★★

    新巻鮭をもって町に出よう
    新巻鮭と茹でた饂飩の化学反応で
    どんな音が奏でられるのか・・?

    とりあえず初日の円盤夏祭りには
    新巻鮭をもったバンドは登場してこなかったな・・。

    7/15追記

    ちなみに円盤夏祭り(以前は円盤ジャンボリーといっていたので、舞台に出てくるフェス“ジャンボリー”の元ネタではないかと勘繰っているのだが・・?
    の2日目には犬小屋をたたいているバンド(紙コップスという)をみました。
    イイ音出してました(これはホント(笑

    ・・・このバンドが売れて、
    頭に紙コップのせて歌うのが流行ったら良いなぁ・・・(気付くとなんかまた下らないこと考えてる・・(苦笑

    ネタバレBOX

    ラストの方のおじいちゃんの思い出話で、
    戦前の満州では、
    河に鮭があふれんばかりにのぼってきて
    好きなだけ手づかみできたんだよ・・・
    という話で、
    何気なくこのバンドの奏でる音
    (実際にはもちろん新巻鮭から音は出ないんだけど(笑
    と昔の記憶とが
    ・・ふっ、とつながった感じがするところとか、
    古民家公演に相応しくて、
    でもヘンテコバンドの風変りさも相まって
    決してしんみりとはせず、
    なかなか趣き深い気がして
    面白かったです。

    ゆる~~~く始まって、
    ふわふわして、
    昔と今と未来がつながったりはなれたりして、
    あれれ・・?
    と思ってる間になんだか夢から醒めるみたく終わっていて、
    あとで考えてみると、
    あれってこんなことだったんかな?
    と思い出したりしてみる。

    暑い日に相応しく
    なかなか面白い公演でした。

    ちなみに、
    壊れかけのテープレコーダーズというバンドとは
    まったく関係ないようです・・(でもBGMとしてはいけるような(苦笑

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