公演情報
「フツーの生活 長崎編」の観てきた!クチコミ一覧
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/05/29 (木) 14:00
座席1階
中島淳彦の戯曲とあって、絶対にはずれはないだろうと思って板橋区大山に出かけた。この劇場は小劇場の中でもスペースは広くないが、それをきっちり生かして役者と客席が1メートルも離れていない迫真の舞台を味わうことができた。
先の戦争が終結する直前、昭和20年8月の長崎。舞台は小さな病院で、空襲などでけがをした男たちと、治療に当たる医師・看護師の物語だ。人間の物語には定評がある中島の作品らしく、入院患者とその家族一人ひとりに大切な物語を盛り込んだ。これらを交錯させながら舞台は進み、原爆投下の日を迎える。
演出は「踊る大捜査線」でも活躍した北村総一朗。どんな演出をするのだろうと楽しみだったが、結論から言うとお見事。4つのベッドがある病室がメーンの舞台だが、小さな段差を降りたスペースを病院の中庭に仕立て、その脇には真っ盛りのヒマワリ。このヒマワリがとても重要な役割を果たす。原爆投下のシーンもとてもインプレッシブだった。
戦後80年、必見の舞台だ。
実演鑑賞
満足度★★★★★
いろんな人がそれぞれの背景を持ってこれからを見て今いる
それがフツーの生活
そして一瞬に消えて無くなる人と生活
でもここに出てくるフツーはフツーであってはいけない
とても印象に残る劇だった
役者さんも一人ひとりが良かった
・・・
各地で起こっていることを考えてしまう