地上600メートルの足元 公演情報 地上600メートルの足元」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.0
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  • 満足度★★★

    地上600m
    意外としっかりとした話でシンプルな流れで良かった。

    ネタバレBOX

    アトラクションの一環としてエレベーターで600メーター登った先は2170年。コンピューターのマリア(璃娃)が支配する未来。そこでは人間サンプルとして現代人の捕獲が行われていた…。

    ステレオタイプな現代人として、関西弁の女(奥田粋弓)とか売れないミュージシャン(本田)が描かれていたけど、コンピュータの管理する悲しい未来→現代の諸問題(食糧危機や高齢化)を掘り下げてもよかったかな。未来のやり方に疑問を呈するコネクト(佐久間)が言ってた、有用な人間を残すとかのクダリとか、面白そうだと思った。

    コネクトとその教師・アンプラグド(渡貫)が現代人の脱出に力を貸し、誰でもないアノニマス(市来)ともども脱出し、コネクトとアノニマスの間に友情が芽生える…って、単なる脱出劇って感があって残念。未来人が現代人を捕獲するってとこに怖さを付加するとか味付けがほしい。
    テーマが「幸せの答え」とパンフにあったけど、あの未来には幸せがなくて現代でみつけないとということか。個々の人間が自分で「人間の尊厳」を見つけるということかな。

    木村真由子のドレス姿がかわいい。

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