Fragments 公演情報 Fragments」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.7
1-6件 / 6件中
  • 満足度★★★★

    見事な短編集
    短編5作いずれもハズレなし。シンプルで、透明感のある話に惹き込まれます。特に原発に取材した「群盲と象」は秀作。

  • 満足度★★★★

    5つの短編
    短いシーンに凝縮された想いは作品に描かれていない前後のストーリーなども想像させて楽しめる。

    5本目は原発事故前の作品なんですね。

    ネタバレBOX

    映像文字がほぼ死角になる席に着いて観ました、あまり影響がなかったからいいけど一声ほしいところだ。

    牛水さんの声が魅力的だった。
  • 満足度★★★

    順不同の断片
    今回もセットチェンジが楽しい。内容がすべて「死」にまつわる話だったので、あまり色はなかったが、それでも十分美しい。

    ネタバレBOX

    最初の4話に第5話につながるヒントがもう少しはっきりとちりばめられているとわかりやすかったかもしれない。東海道線?の苗字とかは、火葬場やラブホテルの話には出てきたか、記憶にない・・・鯨の話は場所とつながるのか?その辺りもヒントがほしかった。
  • 満足度★★★★

    短編の余韻を楽しめた
    舞台美術がシンプルな分、役者さんの演技で想像しやすい脚本だった。5つの短編だったが、最後までみることで面白かった。

  • 満足度★★★★

    様子が良い!
    余りにも断片過ぎると思っていましたが、最後に良さが分かりました。

    ネタバレBOX

    「鯨の爆発」、「おとなになりました。」は、いくら日常の断片を切り取ったと言っても余りにも断片すぎるように思えて物足りなくて、「煙になる」もやはり中途半端に感じました。

    それが、「群盲と象」を観て、放射能がダダ漏れで死が確実視されているような職場環境故に、ボーリング場で異常にはしゃいだり、片思いの彼女の死を悲しむ男に対して仲間の死を食事会の一つぐらいにしか考えていない同僚たちの不思議さが一気に繋がってきて、面白さが分かりました。

    半減期が200万年なんて、使用済み核燃料保管センターを人類の次の支配者にまで引き継がないといけないあり得なさに人類の愚かさを改めて認識させられました。

    それでも原発と関係のない二つの話は、傷口が開いたような感じで気色悪くなった「wristcutting/crybaby」にしても、「鯨の爆発」にしてもやはり断片過ぎる感は残りました。
  • 満足度★★★

    なかなか楽しめた!
    個人的には、なかなか楽しめた!
    今公演は5短編である。
    舞台美術はシンプルながらも、工夫がある。
    上演時間1時間45分。

    ネタバレBOX

    <脚本>
    富士原直也さんの作品は、津田記念日の「Every day」があまりにも秀逸で
    印象に残っている。
    今回は短編集であったが、個人的には「Every day」のような長編の方が
    好みであった。
    短編だと、テーマによっては、上っ面な印象になってしまった。
    「群盲と像」「Wristcutting/CyyBaby」の長編を観てみたいな。
    「煙になる」も、津田記念日に合っていそうなので捨てがたい(笑)。

    <演出>
    個人的に、実直な、優しい雰囲気の感じの津田拓哉さんの演出は好み。
    今回も健在。

    <役者陣>
    初見の牛水里美さんがとても印象的であったが、皆さん好演されていた。
    野中さやかさんのWristcutting/CyyBabyの「イラッ」とさせる感じも良かった。

    <舞台美術>
    対面式の舞台であった。
    舞台上はシンプルな作りで机、箱のみで構成される。
    各短編が終了すると、恒例?の役者陣によるセット作り。
    個人的には、この時間、結構好きである(笑)。

    <あらすじ>
    【鯨の爆発】
    海からうちあげられた鯨が亡くなる前後、
    その近くの喫茶店を舞台にした作品。
    死体の処理をめぐる話。短時間の印象。

    【おとなになりました】
    ボーリングと犬好きの中年独身男性の話。
    ボーリング場を舞台にした作品。短時間の印象。
    なんとなく木村賢さんがコミカルでニヤリとしてしまった(笑)。

    【煙になる】
    友人(女)の葬式に出席する男女。火葬場の一室を舞台にした作品。
    男性は、亡くなった女性に好意を持っていた。
    女性は霊感が強く、亡くなった女性が見え、会話できる。
    ありきたりな感じもするが、好きな設定。

    【Wristcutting/CyyBaby】
    精神的に不安定でリストカットを繰り返してしまう女性を描いた作品。
    ラブホテルで一夜を共にしただけの男女の関係のようだが、
    男性の優しさを感じた。みていて痛々しかった。。

    【群盲と象】
    原発をテーマにした作品。廃棄物処理施設が舞台
    内容は理解はできるが、共感できない点が多い感じがした。
    ただ一番の長編で見どころは多い。

    <その他>
    ・受付の対応がとても良かった。
    ・タバコの演出があったが、私が観劇した回では公演後に説明があった。
     気にする人は座席決めにも関係するので、入場時に説明した方が
    良いと思う。

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