満足度★★★★★
無題359(12-102)
18:30の回(晴)。18:00受付、18:05開場、Mチーム。舞台中央に古風な小さめの椅子(チラシにある椅子とは異なります)、青白い光の中に浮かぶのは、椅子の足から床伸びている血(管)のような跡が数本、さらに奥から客席まで不気味な枝が頭上を覆っています。妖しい空気が垂れ込め、前方の4つの光は、2対の目から解き放たれているように思え,ますます異郷の世界に囚われます。
BGMは女性の古いフォーク調、前方の座席の一部が関係者席、空調が少し寒い。予定時間を少し過ぎて18:33場内アナウンスでの前説。姉御口調で話しているのは黒沢さん(黒沢さんは「贋作たけくらべ」以来2作目)。スモークが照明に揺らめき19:37開演。音楽(歌)、光(照明)、動き(振付)、とっても面白かったです。格式高い病院と蔑まされる遊郭、医の志と自己保身、その裏に隠れている本当のこと。これらが混じりあい、役者さんたちの熱演と相まって華やかで物悲しいお話となっていました。20:19終演。本日、アフタートークなし。