無題380(12-123)
18:00の回(晴、風が強い)。17:30開場、舞台には何もなく、めくり台に「準備中」という案内。「オープニング」「タイトル」「大会」など章ごとに捲られます。18:03開演〜19:47終演。よくも悪くも私がイメージする通りの旗揚げ公演でした(客席には同世代の方も多く、違った感想があると思います)。
これはエンターテイメントなのか、社会問題を直視せよと訴えているのだろうか、倫理、生きるということ、裁きとは、と問うているのか…会話になっていない(終盤、普通になったけど)し、単調な説明部分が多いし、言葉に意味はなく勝負のための道具にすぎないのだと言いたいのか、大きい声が正しいのか、見えていないものをみるべきなのか、いろいろ詰め込みすぎていて(劇団の)素の部分の味わいがわかりませんでした。
12秒=24時間である必要がわからず、夢じゃなく忽然と消えたのはパラレルワールドだったからか、敢えてあり得ないシチュエーション、大仰な所作にまでして、何を伝えようとしていたのでしょう、死刑廃止論か、若者よ挫けることなく前へ進めという応援か。
先日、女性(学生さん)4人による監獄物をみました(こちらは、芸術活動を禁じられた社会)が、素直に(若い)想いを表現していてよかったです。そうはしなかったのには、作家としての拘りがあったのでしょう。でも、もっと削ってわかりやすい物に仕上げることもできたはずと思いました。