満足度★★★★
マクロからミクロまで
大阪万博時に物心ついていた身としては冒頭の語りですっかり引き込まれる。
そうして始まる1編目は当時のニュース映像も交え、「あの出来事も同時期だったのか!」と懐かしさMAX。
一方、2編目は沖縄海洋博をめぐる夫婦の会話で、いきなりミクロな話になる落差にニヤリ。
以降はどちらかと言えばミクロ寄りの話で、しかし乞局でこんなに笑えるのが意外かつ愉快で時の経つのを忘れる。
それにしても「奇譚」ということでは1編目が一番奇譚っぽかったかもなぁ。
満足度★★★★
万博をトリガーにして
EXPOというタイトルの如く、
作品ごとの表現にそれぞれの時代の異なる味わいがあって、
しかもそれぞれが時代の風情を背負って
しっかりと編み上げていて。
作品ごとの切り口や
映像などの使い方にも作り手の表現のセンスと
創意が満ちていて・・・。
個々の作品の肌合いに惹かれているうちに
作品自体に仕込まれた
不思議な時代感覚に染められてしまいました。