地下鉄 公演情報 地下鉄」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.4
1-6件 / 6件中
  • 満足度★★★

    よくわからなかった
    よくはわからなかったが、また何故かはわからないが、不思議な面白さ感じた。

  • 満足度★★★★

    無題373(12-116)
    14:00の回(晴,暑いし強風)。 会場は住宅街にあるのですが、目の前で自転者が倒れました…。少し日陰で待ちます。この連休最大の関心ごと、木村さんはどんな声をしているのか。受付のお二人、QのTシャツ(薄いピンク/オレンジ)、13:20受付(コインのような丸い陶器(?)がチケット)〜13:30開場、今年の SENTIVAL、2作品目。場内、4人が壁に沿って立っていて、その後ろ、腰と胸の中ほど位の高さ、壁際を裸電球がぐるっと取り巻き乳白色のものに混じって透明なものがいくつか。客席頭上、会場の広さに比べ大き目のミラーボールが輝くので(開演中も)床面を見続けていると酔いそうです。ピンク・フロイドの「Delicate Sound of Thunder」のジャケットに裸電球男が描かれているのを思い出します。「Q」は1作目をみていて。当時はよく(と言いますか…ほとんど)わかりませんでしたが、その後、いろんな場所で様々な表現と接し、今回は大丈夫。14:04開演の挨拶〜15:18終演。終わると雨が降ってました。

    ネタバレBOX

    聴こえるBGMは水が流れるように、客席に話し声はなく、受付の声(時々、鳴海さんも)や電車の音だけ。やや暗めの会場、静かに控えている4名、時々、膝を折ったりしています。下手に木村さん、見る限り普通(という言い方はへんですが、佇まいが)、3人も普通。床には、マイク、ボールペン、携帯、こけし、ポップコーン(バターしょうゆ)、手には、人形、缶コーヒー(ブラック)。裸電球は役者が走り回るとカラカラと、揺れ、鳴ります。夏だったら風鈴がいいな。

    役者さんの世代にとっては身近なことなのかなと思いながらみていました。電車の中って、携帯・スマホ/睡眠/本・雑誌/会話のように思え、目を合わせることはないな…。
    人(他人)との関係(距離)をどう測ろうか…ということなのか。それは性的な関係を含めてのことで、人形、ボールペン、缶コーヒー、マイク、何かを手にすることで(=裸の状態ではない≠裸電球)ようやく自分を表現することができるのだろうか…とか。自分が自分だと思うものと他人によって語られる(と自分が思っている)自分との比較がグルグル回り、いつまでも出口にたどり着けないような感覚?。

    「名前」、先日「子供の名前が危ない」を読んだところだったのでタイムリー。
    女性3人、髪の長さが同じくらいで、両側に分けていたのは偶然だったのか、演出だったのか。

    木村さんは、ダンスを数作品み続けていて(ようやくご挨拶できました)、吉田さんは、マームとジプシー「Kと真夜中のほとりで」。
  • 観てきた。
    もう一回見るか、他の作品を観ないと語る言葉が持てない。というのが率直な感想です。

  • 満足度★★★★

    刹那から個を描く力量
    表現が均一でなく、いろんな膨らみ方をして、自由でとても豊か。
    でも、作品として、投げっぱにならず、
    したたかに束ねあげられているので、
    印象が拡散せずに、
    描かれるものの肌触りもしっかりのこりました。

    ネタバレBOX

    場内に入ると、既に役者は舞台にあり
    緩やかなテンションが形成されていて。
    最初はぼっと眺めていたその絵面が、
    ミラーボールや装飾のたくさんの電球が時々触れ合う音で
    次第に観る側の感度を研ぎ澄ませていく。

    観る側にとって起点になる部分は
    電車の中での男女の視線の交錯なのですが、
    そこから膨らんでいく世界が、
    想定から半歩はみ出した展開で
    観る側に舞台上のキャラクタに対する視野を組み上げていく。

    動き、リズム、印象の重なり・・・、
    さらには名前の響きに音で裏地をつけたり、
    ロールからロールを演じる側への踏み出しを紡いでみたり・・。

    その果実として観る側に降りてくる世界には
    奥行きがしたたかに作られた部分と
    恣意的にそのままの質感で転がされた部分が同居した、
    不思議なテイストが作りこまれていて・・・。
    それが、いたずらに歪なものとしてではなく、
    観る側の感覚をすっと立ち上がらせるような食感を醸しながら
    入り込んでくる。
    電車の中での刹那から、
    積み上がっていくものが
    素の感覚と
    したたかにデフォルメされ奥行きを醸しながら描きこまれた部分の
    素敵に中途半端な(褒め言葉)混在として
    さらにビビットな質感へと育まれていくのです。

    役者たちが作りだす、
    舞台上のテンションや
    揺らぎや熱にもしっかりと掴まれて。

    作品としても面白かったし、
    多くの表現たちからは異なる洗練が生まれる予感もあって
    作り手のさらなる豊かな可能性を感じる作品でもありました。








  • 満足度★★★★

    初見
    うまくわからない感じにしてあり心地よかった。

  • 満足度★★

    不安を抱える若者
    何かしら将来に不安を持つ、ぱっとしない人達の悶々とする姿が少々実験的な演出で描かれ、不思議な雰囲気の漂う作品でした。

    地下鉄で遭遇したということ以外には繋がりのない人達のそれぞれのエピソードが観客に話しかけるようなモノローグで語られ、途中で単語の解説や役者の紹介等の異なるトーンのシーンが挿入される構成で、性的なネタが多い割にはあまりエロスや下品さを感じさせず淡々としていたのが印象的でした。

    日常会話のようにだらだらと続く文体、リフレイン的に何度もあらわれるシーン、言葉と乖離しながら反復される身体に負荷を掛ける動き、演じている役柄ではなく本人について言及するメタ構造といった、先鋭的な手法が多く用いられていて興味深かったのですが、他の劇団による先行例を思い出してしまい、それらを越える独自の魅力は感じられませんでした。
    人間関係における距離感の掴めなさを表現するためにわざとそうしているのだとは思いますが、劇場の空間に対して声が大き過ぎて聞き取りにくい場面が多く、耳が疲れました。

    数百個の裸電球を壁に沿って上下に波打ちながら一列に並べた美術が素敵でした。照明は全体を通して暗めで、場面転換の際も独特の雰囲気があって良かったです。

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