満足度★★★★
プログラムC
装置の室内が小綺麗と言おうか小ざっぱりと言おうかになり、さらに音響もなく明かりも変化せず…と非常にシンプルなために会話・演技がグッと前面に押し出される感覚。
その結果、男女間もさることながら男が語る兄弟の葛藤が胸にしみる。
満足度★★★★
プログラムB
客席に入ると舞台上には部屋の床部分だけで、エラくシンプル、いやそれどころか斬新だなと思いきや、開演定刻から12分ほどかけて装置の建て込み…という奇策(笑)。
が、それ以降はAと比べて準備稿に近かったような気がする。というか、こんなにも印象が変わるか、な感じ。
奇策についても映画やドラマでお馴染みの「本作はフィクションであり…云々」の芝居版と解釈して納得。
満足度★★★★
プログラムA
まずは tsumazuki no ishi 丸出しの薄暗さ(笑)に「さすが寺十演出!」とニヤリ。
次いで掘り下げられたディテールに「おぉ!」と。
7月の公開稽古がラフスケッチでこちらは完成した油彩と言おうかそんな感じか。
さらにラストの会場の使い方(お見事!)とオチ(ホラーかと思った(笑))で二度ビックリ。
満足度★★★★
洗練された大人の舞台
前川麻子さんの演技というよりは、もう登場人物がそのものが舞台上にいる、そのリアルさに痺れました。瀧川さん扮する役のふと見える男性のかわいらしさもグッと来ます。そのセリフに絡む生活環境音の絶妙さと照明で表現される時の移ろいにまたまた痺れました。とても洗練された大人の舞台でした。
最後のどんでん返しに、うわっ残り二本も観てみたい思わず思うのでした。
瀧川×前川バージョン
ハードボイルドな作品。
照明が物語るようになかなか2人の状況がはっきりとは見えて来ない。
最後までいい感じでじわじわ引っ張られる展開。
大人の作品でした。
満足度★★★★
7/11公開稽古
本番ではない瀧川・赤澤組は初顔合わせということもあってかどちらかと言えばオーソドックス。
がしかし(いや「それゆえに」か?)、序盤で一旦止めるまでで状況はほぼ把握できる
一方、寺十・前川組は応用編と言おうか、あれこれ練り込んだ感じ(笑)。
特に冒頭のある状況は大いに納得。
さらに瀧川・前川ペアでの終盤まで観ることができて、まさに「三昧」状態。
これがまた本番までにどう練り上げられてゆくか、非常に気になる。(策略に見事ハマったらしい(爆))
満足度★★★★★
スタッフより。
なんだかんだで毎回ゲスト出演がいるので飽きません。
お客さんがいることを忘れたような真摯な稽古は「エンゲキの作り方」そのものだと思います。