実演鑑賞
満足度★★★★★
「目覚めると、そこは戦場だった。」という状態(実際登場人物達も訳が分からずとまどっている)から一体どんな物語が展開するのか、全くもって手探りからのスタート
「人は何故争うのか」根源的なテーマから派生した物語で
永井豪と言えば『デビルマン』という認識だった自分にとって、嬉しい事に共通の世界観が流れており、これにはもう痺れました
セットはシンプルながら流動的、衣装や小道具そしてナチュラルに見えるヘアースタイルにまで原作画のイメージを尊重したと思える強いこだわりが
目玉と言って良いくらい多くのバトルアクションシーンがあったのですが、格別にキレッキレの役者さんが数名いらして、帝国劇場でしか観られないはずの大技まであったりしてエンターテイメント性抜群
エピローグを引っぱり過ぎているのではないかという違和感がありましたが、面白かったと思う部分には揺るぎはなく、怪作!インパクトある公演でした
実演鑑賞
満足度★★★
'74年に短編として発表した原作は、当時筒井康隆が高く評価していたのを覚えているが、この舞台は、'81年に始まった(短編のその後を描いた)連載版の設定の一部を加えて構成。映像を組合せた戦闘シーンなど、なかなか上手く作っていたが、個人的には、短編の内容だけでまとめた方が良かったんじゃないかと。