藪原検校 公演情報 藪原検校」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-7件 / 7件中
  • 満足度★★★★

    萬斎さんの「早物語」だけでも、すごい。
    因果応報、親の因果が子に報い、盲人として生まれ、のし上がった「藪原検校」の一生。

    江戸の昔以前から、盲人は存在していたわけですが、どのように生きていたか、
    結集し組織化していった事実など、知らないことばかりだったし、そんなこと考えたこともなかった。

    また、本当に暗い話のはずが、作り方でこうも変わるものかと。
    特に、表現者、野村萬斎さん演じる「早物語」という、語りのリズムが素晴らしい。
    しかもその中に、今のものまねまで取り込んで演じるサービス精神!芸人の意地。
    ただひたすら母を想い、のし上がった『藪原検校』のあっけない最期まで、見事演じきった。

    今気になる女優さんの一人、秋山菜津子さんの萬斎さんとの「手取り足とり」の濡れ場、
    大人の童謡と言ったらいいのか、色っぽいはずが、あっけらかんとコミカルで面白い。
    また、狂言回し役の浅野和之さんも終始見事。
    小日向文世さんは、『藪原検校』とは真反対で、頭脳戦で生き抜ける盲人を対照的に演じる。

    三味線風の演奏をこなすギターも素晴らしい。

    余談ですが…
    パンフレットには、初演時に芝居の中で「『盲』という差別的な言葉の連発」に対する批判からはじまって
    NHKでは同様な言葉の制限から、すでに古典落語の放送すら不可能になってきているというのです。
    また、数年前の時代劇映画では、盲人が出ているシーンでも「盲」という言葉は一切使われないらしい。
    そういう表面上の用語の問題にすげ替えることなく、あった事実は認めたうえで、改善すべきと思うのです。

  • 満足度★★★★

    観てよかった。
    この作品、観に行く機会がなかったのですが、良かったです。

    ネタバレBOX

    笑いもふんだんにそれも特に違和感なしです。
    浅野和之さんが語りなのですが、笑いを絡めてお客さんをあきさせません。
    野村萬斎の台詞回し、表情、動きとひきつけられました。
    秋山菜津子さんはエロイです。
    山内圭哉さんは間がよく安心できます。
    小日向文世 さんの滑舌もすばらしい。
    休憩入れて3時間あっという間です。
    ラストシーンはこうなりますかと驚きでございます。
  • 満足度★★★★★

    盲の世界
    当時の盲人世界を調べ上げた井上ひさしの本~ナレーション~がまず圧巻だし、脇役が一人で何役もこなし、すると舞台がこんなに引き締まるということにひたすら感心し。萬斎検校の早語りにも圧倒され。因果応報の盲の哀しさが身に沁みた。

  • 満足度★★★★

    迫力
    なかなか圧巻です。
    ただ、もうひとつ淡白というか灰汁というか、
    「押し」が足りないかなぁ、、とも感じました。

  • 満足度★★★★

    野村萬斎さん
    こまつ座で藪原検校で野村萬斎主演ときたら行かない訳にはいきません。醜悪な主人公をとても魅力的に演じた野村さんに魅了されましたが、もっと灰汁の強い舞台でも良かったかなと思います。

  • 満足度★★★

    こまつ座メインでは初見
    以前コクーンの蜷川演出・古田出演を見た。
    コクーン版のテーマソングが未だに口ずさめるけど、今回のギター演奏もいい。シナリオは同じなので主に役者さんばかり見ていたけど、いぶし銀のようなずっしり感覚で見応えあり。
    でも灰汁の強さではコクーン版の方がインパクトあったような気がした。
    なんというか、悪いものを一回浄化させて、また汚してみたって印象。

    ネタバレBOX

    杉の市が人殺しを行う度に赤い綱が増えていく。因業から極悪非道に至るけど、不思議と「悪」人の顔には見えなかった。背負ってるものにどっか下衆さがないというか‥萬斎氏のキャラクターによるものなのかな?
  • 満足度★★★★

    悪の権化
    井上ひさしさんの傑作、「藪原検校」。
    野村萬斎さんが、汗を滴らせの熱演。照明の使い方や、三味線を思わせるギター演奏もすばらしかった。

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