満足度★★★★
深読みしたくなる
多分観客が思っている以上に様々な事柄が舞台上にあったように思います。それを見終わってからこのシーンはどうだったとかあのシーンはって考えをめぐらすことも出来ると思う。僕はそういう舞台は好きです。多分あの作品にはもっと深い意味がありそうな気がします。
様々な事柄が入り乱れるというのはそれだけそこには世界があって、それがどこで繋がっているのかと推測したくなる。幼い子供時代と喪服を着た人、理科の先生などそして駅長、この繋がりを推測したくなる。思い出すということ忘れないということ、そして童話的な部分。何から何まで深読みすることができると思います。
この作品を観ると阪神淡路大震災と東日本大震災の違いというのもなぜだか浮かび上がってくるのは不思議です。
勉強になりました。ありがとうございます。
満足度★★★
意義ある公演
震災から7年後に上演された、それからを描く作品。ここでいう震災は阪神淡路の方だ。桃園会らしく、穏やかで力強く、切なく明るい芝居だった。この作品を今の東京で演じることには意味があると思う。そしてまた数年後に見直したい。