裏YAGYU 公演情報 裏YAGYU」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.3
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  • 満足度★★★

    切れのあるアクション!!
    JAXの第一回公演、行ってきました。

    徳川時代の二代将軍・秀忠の跡目をめぐり子の、家光と忠長の再び戦乱の世に戻るかもしれないという争いを描きます。

    春日局、出雲の阿国、柳生十兵衛、なとなど登場人物もバラエティー豊かなストーリーでした。

    JAXだけあって、殺陣やアクションはキレがありましたねえ!!

    あと4人のダンサーもいて、おそらくバレエの基礎ができているキャストなのでしょう、クオリティの高いパフォーマンスを見せてくれました。

    2時間10分 笑いもほとんどないガチな時代アクション、徳川時代がまだ確立されていない時期の それぞれの思惑、野心、陰謀、大儀などが絡み合い見ごたえはありました。

    織田信長を「右府様」 秀吉を「豊公様」など 本格的な時代劇台詞になっていたので、歴史好きにはツボ的な作品でありましたが、映画ならごく自然なんでしょうが・・

    暗転まではないものの かなりシーンの切り替えが多く 舞台版では もう少し1シーンをじっくりと見せるほうが良かったなぁ・・・

    ネタバレBOX

    だだ一番肝心な芝居としての演技っていう点では…あくまで個人的な感想なんですが・・、

    「上手い!」と感じたのは十兵衛役の新井剣史くん、忠長役の三浦孝太くんと烏丸少将文麿役の小林大介くん の3人。

    演技力についてはバラつきがあったように思え、結果かなりいいシーンがあったのだけど、ぐっと引き込まれませんでした。
  • 満足度★★★★

    柳生一族の陰謀!
    仲間思いの柳生十兵衛でした。愛。

    ネタバレBOX

    柳生一族の陰謀!広い範囲の柳生一族という発想ではなく、関東の柳生一族の繁栄のために、というか柳生但馬守自身の保身のために仕組まれた陰謀。頭の良い駿河の弟君忠長ではなく、今お仕えしていて、扱い易い凡庸な兄の方の家光を将軍に擁立しようとする策謀でした。

    結果として、多くの人が死にました。

    最初は緩い殺陣で仲間が簡単に死んでいき、あっさりした感じでしたが、忠長を追い落とすために朝廷からの使者を殺害するあたりから盛り上がって来ました。

    仲間として働いた根来衆を柳生但馬守が殺させたことを知った柳生十兵衛が、怒り、彼にとっての裏切り者たちを殺戮しまくり、最後家光までも殺してしまうに至っては、こんな話だったのかと感心し、秀忠の次の三代将軍は誰になるんだろうと歴史を心配してしまいました。

    終演後の舞台挨拶に千葉真一さんも登場し、食えない役者に機会を与える企画に賛同されていました。
  • 満足度★★★

    どこか歌舞伎っぽくもあり…
    バレエ要素の多いダンスやアクションが時代ものに思いのほかマッチしていたことが印象深いです。舞台を見慣れない方にも肩の力を抜いて楽しめる丁寧な進行の作品だったとおもいます。いろいろな角度から楽しめるのではないかと。
    舞台の内容そのものではないのですが、最後の舞台挨拶で千葉真一さんがサプライズでご登場されて「役者はほんとにみんなひもじい思いして頑張ってるんで、この若者たちをどうぞ応援してください」というようなことを頭さげて静かに話された言葉にとても感動しました。

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