『晴耕雨読』 公演情報 『晴耕雨読』」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.8
1-8件 / 8件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2024/11/28 (木) 15:05

    雨の日に友人に自己の著作(と未完の原稿)を読ませる作家、という趣向で演じられる3つのの短編……ではあるがいずれも寸止めというか「で、それから?」なところで次に進んでしまってもやもやするが、作家と友人の場に戻り「ある秘密」を明かすと共にそれぞれの結末を提示する構造(往年の深夜ドラマ「ハートにS」を想起)が面白い。
    なお、昨年の SPIRAL MOON 版は未見。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    素敵な作品に出会えたことに心から感謝しています。今年の中で、私にとって一番印象に残った作品です。
    次回作も楽しみにしています!

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    この作品、SPIRAL MOONでの初演に続いての2回目の観劇。今回のセルフカバー版はキャストが全体的に若く、登場人物の性別変更などあり、受ける印象はかなり変わりましたが、やはり文句なしに素晴らしい。個人的な体験もあって、心に刺さりました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2024/11/30 (土) 17:05

    座席1列中央番

    価格3,500円

    「なんでこんな脚本が書けるんですか?!」

    観終わった後、まず最初にそう思いました。
    毎回、色々な物語と展開を見せてくれるので、今回も凄いだろうなぁと、ある程度の予想と覚悟はしていたのです。
    今回は番外編ということで肩の力を抜いてみる感じなのかな…
    そう思っていたのに…
    展開が完全に予想外過ぎて「うっわ!」って声上げそうでした。
    これだからウテン結構さんの観劇はやめられませんね。

    ネタバレBOX

    冒頭の二人の関係性が…、
    同居しているようだけど、ただ遊びに来て泊まった仲の良い友達のようにも感じられるし、謎だ。
    …そんな雰囲気で始まる、誰かに聞いた話を基にした物語を書く作家と、その本を読む、正しく『雨読の人』の物語。
    そこで読まれる『何も起こらない話。』と、その内容の再現。
    誰かに聞いた話を基にしているだけあって劇的な展開のない話達。
    「普通の人たちにそうそう劇的なことが起こるはずないので当たり前」そう思いながら観ていた。
    だけど作家の『秘密』が明かされた後、哀しい話を聞いた優しい作家が描く何も起こらない話の理由がわかる。

    役者さんの演技が上手いだけに所々感じる違和感の正体が『秘密』が明かされた後にそうだったのか!と気づかされる。
    『まるで浮いているように見える』椅子の上での演技や、部屋にいる猫の『鈴の音』しか聞こえないのももしかして…
    と思わせられる余韻が気持ち良かったです。
    開演前の時間にアメさんのご挨拶を読んでしまった分、一層ギャップが…
    「そうそう、こういう所から世界に引き込まれるのがウテン結構さんなのだった!」
    そう思いだしました。
  • 実演鑑賞

    鑑賞日2024/11/26 (火) 19:05

    価格3,500円

    初日を観劇。終わって外は小雨。もっと降ってればいいのにと思う
    どこかおかしくて哀しみをまとった人物たちと、それを見守るしかない作家の物語

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

     今作、既にSpiral Moonが上演しているが、こんなに印象が違うとは!

    ネタバレBOX

     音響の使い方(終盤の照明も)が極めてソフィストケイトされており上手い。脚本はSpiral Moonのものと男女の入れ替え等多少書き換えはあるが大きな相違は無い。但し演出、舞台美術は可成り異なり役者も無論異なるので脚本が同質であっても、演出、舞台美術、役者の違いがこんなにも大きな印象の差を生み出すのか! と驚きを禁じ得なかった。既にSpiral Moon版を観た方々も十二分に楽しめよう。
     基本的に出捌けは観客席後方の溜まりから役者陣が客席間の通路を通って入退場するが、演技空間の中央に置かれたテーブルと椅子の下手のベンチ、上手の椅子2脚に一旦演技を終えた役者が座れるようになっている。他下手やや奥に衝立が置かれここが袖としても機能する。また上手側壁の手前には白い布が天井付近から下がっているが、壁を意味して居ると考えられる。この演技空間から見た客席側が部屋の窓という設定である。
     物語は幾つかの挿話をオムニバス形式で紡ぎ展開するが、きりの良い箇所で断絶させ、終盤「竹取物語」のかぐや姫の失踪をモチーフに現実に存在し続ける人間たちとファントーム的傾向を漂わせる或いは本質とするかぐや姫を対置していわば条理と不条理の世界を同時に強調、表現して見せる点が秀逸。尚登場人物たちは履物を履いている者、履いていない者の二通りに別れるが、屋内、屋外でということはあるものの、終始履物を用いる者達は実際に存在し続ける通常の人間を、裸足の者達はファントームを意味していることも見逃すべきではあるまい。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    終始会話が心地よくて、つられて笑ってしまうような楽しい時間を過ごせました。あと、吊り照明がすごく素敵でした。

  • 実演鑑賞

    心に残る良作。

    ネタバレBOX

    てっきり淡々としたオムニバスかと思いきや、衝撃的な結末。死者とコミュニケートできる女が告げます。

    ちなみに大地震の読み方は「おおじしん」なので直したほうがいいですよ。

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