いつかのもの語り。 公演情報 いつかのもの語り。」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.5
1-2件 / 2件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    いくつかの物語が平行して動き出し重なっていく、ややファンタジー感もありますが、本質は人の優しさが溢れる舞台でした。

    ネタバレBOX

    登場人物が多いせいか、ややそれぞれのエピソードが希薄かなとも感じてしまいました。主人公の同級生の自殺の動機が少し苦しく、また私の見落としかと思いますが、主人公と少年との関りが今一つよくわからなかったのが気になりました。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    説明にある「こんにちは、僕はしがない図書館の管理人さ」、その僕に導かれた世界をファンタジー風に描いた物語。舞台美術はその世界の雰囲気を漂わせ、照明や音楽は効果的に物語を支えている。
    ラスト、或る人物が登場することで、さらにファンタジーなのか リアルかといった想像が膨らむといった巧さ。構成は凝り過ぎかと思ったが、登場人物の夫々の心情を分かり易く観せるための工夫のよう。

    物語は主人公を始め、悩み苦しんでいる人々の現在を見つめ、過去を顧み、そして未来を拓く、そんな滋味溢れる内容だ。物語としては面白い。ただ図書館という言葉から、静かに時が流れると思うのだが、編集者のキャラを濃く(騒がしく)し、敢えてデフォルメしたような人物造形は、抒情的な雰囲気にあわない。コメディリリーフといった存在でもないようだ。出来れば、もう少し落ち着いたキャラのほうが、全編を貫く雰囲気に合致する と思う。
    (上演時間1時間40分 途中休憩なし) ネタバレに配慮し、後日追記

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