RTA・インマイ・ラヴァー 公演情報 RTA・インマイ・ラヴァー」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
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  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2024/10/03 (木) 19:00

    105分。休憩なし。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    作家・萩田頌豊与(はぎたつぐとよ)氏の飽くなき姿勢にビンビン来る。(何故かスターダスト・プロモーション所属になった)。ある種の狂気すら感じる。独特の会話ギャグがノンストップで炸裂。初日に集った若い観客等は待ってましたの爆笑の連続。面白かろうがつまらなかろうが思い付いたこと全部ぶち込む姿勢を全面的に支持。とにかく手を伸ばしている。その先に手を伸ばしている。何でだか判らないがひたすら手を。何が正解かなんて誰にも解らない。その手を伸ばす情熱に興奮している。

    主演の前田悠雅さんは綺麗すぎて怖ろしくなる程だった。ファンは全公演全通する位で丁度いい。そのぐらいの価値は断然ある舞台。損はさせない。一体全体もう I don't know!

    野上篤史氏は独特なキャラ。
    木下もくめさんは気が違っている。
    藤本美也子さんは長身。
    立川がじら氏は設楽統っぽい喋り方。
    高畑遊さんはいつも通り。
    てっぺい右利き氏の安定感、段々大物っぽい雰囲気に。
    加藤美佐江さんは訳が分からない。

    やたらスピードを競い合う世の中で何をやるにもノロマで何事も決めかねる主人公。主人公達の小学校の教室の風景から恋や部活の青春模様、成長物語が描かれていく。だが何とは言えぬ違和感が少しずつ覆い始めるとあっという間に世界は一変してしまう。
    今作のテーマは「バグ」(プログラム上のミス)。
    是非観に行って頂きたい。

    ネタバレBOX

    RTA(リアルタイムアタック)というゲームをクリアするスピードを競う競技がある。バグ(プログラム上のミス)を使った裏技でチート(不正行為)OKの何でもあり。
    1996年、ゲームボーイ用ソフト『ポケットモンスター 赤・緑』が発売。開発会社のプログラマーが販売元の任天堂に無断で入れたプログラムのバグ。151匹目のポケモン、隠しデータ「ミュウ」。この実話エピソードが物語に深く関係する。

    個人的に興奮したのが浅草九劇にて『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・バルコニー!!』の再演のチラシ。自分的にはイマイチだった作品が故に逆に気になる。観に行こう。「爍綽(しゃくしゃく)と」とは、女優・佐久間麻由さんの企画ソロユニット。

    ※バグでゲームを攻略するアイディアの流用でこの世の摂理もバグですり抜けようとするラスト。世界もゲームもその本質は変わらないという論理。

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