満足度★★★★
棒の刺さった白い箱
古典なので文語調の台詞が続くのですが、時々迷いこむ口語がツボに入ってしまい、シリアスなのに笑いを抑えるのが大変でした。すみません。小道具ももっと頑張って欲しい。棒の刺さった白い箱は赤ん坊に見えない。周りを囲む女たちの出来が良かっただけに残念。時間が足りなかった印象でした。
満足度★★★★★
出来の良さに感動
メデイアの嫉妬、怒り、恨み。。。女の激情が客席に(ストレートに)直撃してくる。心に突き刺さる激情が真に迫り、非常に興奮した。久しぶりに演劇を観て興奮し、感動した。
ただ、少しストレートすぎるような気もした。嫉妬や怒りを抑えようにも抑え切れない「悲しさ」「切なさ」のようなものがもう少し感じられたらと思った。
ギリシア悲劇特有の合唱隊(コロス)のできが素晴らしい。ストーリー展開上の使い方は、ほぼ原作どおりのように思われるが、演出が上手いのか、コロスの存在が劇の素晴らしさを引き立てている。
3日間の上演は少なすぎる。
もう少し日数があれば、もう何回か観に行きたいのに残念。
再演に強く強く期待。