実演鑑賞
満足度★★★★
RPG内世界?な状況から始まるがそれに続くガラリと変わった場で「あ、そういうことか」と明かされるSF(?)系ファンタジックアクションコメディ。
1960年代の「あの映画」や日藝出身の「あの団体」の作風を思い出して懐かしさに囚われるとともに「大統領師匠、ここまで来たか」な感慨も。
2019年までのコント集を上演していたのが「第一期」とすれば2022年以降の長編作品群が「第二期」であり、本作は第二期の(現時点での)代表作と成り得るのではないか?
また、劇中の「二つの世界」を簡単な換装で表現する装置も「いかにも舞台演劇」で、「舞台芸術」たる所以だな、とも思った。
実演鑑賞
満足度★★★★★
面白い、お薦め。
観(魅)せ 楽しませることを強く意識した快作。チラシにある謎めいた説明、その世界観そのものが物語の肝。そこが どこでといったことが「閉じ込められた真実」(ネタバレ)に直結する。
未見の団体。この団体、コア ファンに支えられているようで、観劇した日は最前列に多くの女性ファンが陣取っている。上演前には〇回観る予定など お喋りに花を咲かせている。グッズも見せ合っている。勿論 開演したら熱心に観て、時に大笑いする。一方 団体は前説で優しく和ませるような話(本来の注意/依頼事項含め)から本編へ、そのサービス(精神)が劇中から伝わってくる。
登場人物の性格や立場、その特技などの面白い設定が妙。そして舞台装置を可動させダイナミックに観せ、勇ましく煽るような音響/音楽、強い目潰し照明などを駆使する工夫。映像で観るようなイメージのものだが、舞台という至近距離ゆえ臨場感がある。興味を惹く内容、それをアップテンポで展開し 心地良く飽きさせない。
(上演時間1時間55分 休憩なし)
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2024/12/04 (水) 19:00
名前は知っててベテラン劇団だが観るのは初めて。ファンタジーかと思ったら違って(ある意味ファンタジーかもしれないが)、SFチックな展開のコメディだが、シリアスな部分もあり面白い。115分。
中心メンバーの遊佐邦博は電動夏子やサイコシス・かはづ書屋などで観てるが、今回は大島朋恵出演ということで観に行くことに。中世を思わせる「砦」が舞台のファンタジー、…、かと思ったら、全然違って、すぐにSFっぽい流れとなって、興味深い物語が展開される。笑わせる要素が多いし、実際笑うのだけれど、若干ご都合主義ながら深刻な要素も含み謎解きの要素もある、という見事なストーリーだった。変幻自在の美術も巧みな感じで楽しませてもらった。推しの大島は癖のある脇役、かと思ったら、超重要な役割を演じて、これもまた楽しい(コメディっぽい演技をする大島を観るのは何以来かなぁ)。
実演鑑賞
満足度★★★★★
すばらしかったです。まず、舞台の装飾に圧倒されました。アート大好きな人には舞台の装飾に「細かいところにまでこだわってるなー」と感じるはず。そのぐらいよくできています。あと、音効さんがいい仕事されていますね。とくに、爆音がなるシーンでは「ここはIMAXか…」と思えるほどの音圧。舞台の内容もタイムリープものあるあるのわかりにくさがなくすごくよかったです^^