Letter2024 公演情報 Letter2024」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.3
1-4件 / 4件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    涙あり、ちょっぴり笑いありの、2時間半という長さを感じさせない、熱演でした。

    ネタバレBOX

    特攻隊員と大切な人との別れ,思いを託すシーンは、戦争を知らない世代でも、涙が出ます。
  • 実演鑑賞

    面白かったです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    Letter2023も観劇しているが、劇場(渋谷区文化総合センター大和田・伝承ホール)や演出が違うと 同じ脚本でも違ってみえ 印象も異なる。勿論、Letterの意味するところを伝え続けることは大切。同時に舞台としての面白さを味合わせてくれる、そんな意味ある公演だ。

    物語は、現代と太平洋戦争時(1945年8月)を往還し、<命とは> を戦時中と現在の若者の考え方や意識を比較しながら紡いでいく。命は自分のものであり、大切な人を守るためのものでもある。今から当時を客観的に見れば、戦争(特に特攻)など馬鹿げたことに思える。しかし、後の時代から正論ぶったことは 言えても、当時の意識はその時にしか解らない。それを どのように描き現代に繋げるかが肝。特攻前夜、隊員と大切な人との別れの場面(手紙の朗読)は、心魂が揺さぶられる。現実は<おかしい>が、それをまともに言えない、その思想教育が怖い。
    (上演時間2時間 休憩なし) 

    ネタバレBOX

    舞台美術は、段差を設え中央に平台。上手下手に箱馬が置かれている。上演前は平台の上に被せモノがある。舞台全体は大きなスペースを確保し、アクション等をダイナミックに観(魅)せる。場面によっては 居間に卓袱台等、時に戦闘機の操縦席を設置する。
    照明は、平時と戦闘場面で色彩を変え 、平穏(暖色)と緊迫(朱色=血、白銀=閃光)を表す。音響・音楽は戦闘における機銃音が緊迫感を生む。ラストのテーマ曲「大切な君へ」が余韻を残す。

    物語は地域の祭りの夜、明日は結婚式というカップルの他愛ない会話から始まる。その夜、夫になる青年が凶刃に倒れ、2024年から1945年8月にタイムスリップする。そして1945年から2024年へ届いた一通の手紙、そこには ある人に宛てた切ない恋心が書かれていた。 現代から太平洋戦争終戦間近にタイムスリップした青年の戸惑い、その時代を懸命に生きようとした同年代の特攻隊員の姿を描いた群像劇。

    国(大切な人)のため 夫々が思う心情を丁寧に紡ぐ。例えば 特攻隊員や予備員たちは、妻や許嫁への情愛を語り、ハーフの特攻隊員は社会から差別され蔑まれながらも、日本国民として 妹を愛おしく思う気持など。タイムスリップしてきた青年は、当初奇異に思われていたが、段々と特攻隊員たちと打ち解け 友情を育んでいく。
    特攻を志願した隊員が覚悟を決める場面は、表面上は家族や恋人、仲間を心配させまいと平静を装ったり、冗談を言って場を和ませている。しかし、心中は不安や恐怖がつきまとっていたと思う。一番人間らしい感情であり、それをどのように表現し伝えるかが難しい。それでも隊員たちの心の内(声)をもう少し掬い上げても好かった。

    ラスト、結局 青年は特攻隊員たちを助けることが出来ない、それどころか自分も戦闘機に同乗し敵艦に突っ込む。それがおじいちゃんになる人を救う方法でもあると。タイムスリップした当初、特攻隊員に向かって 命を粗末にするなと言っていたことと矛盾。また 脱走を図り殺された隊員から、信念は曲げるなと激励されていたにも関わらず変節してしまう。現代にも通じる同調圧力のような抗いきれない描き方であるが、やはり特攻という行為には納得も共感も出来ない。

    卑小なことだが、戦時下における衣裳にしては、華やかな色彩の着物や派手なもんぺ姿に違和感を覚えた。
    次回公演も楽しみにしております。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    心に沁みるとても素敵な舞台でした!
    気持ちのこもった役者さん達の熱演に心打たれました。

    ネタバレBOX

    特攻隊員、そして主人公からの大切な人達への手紙のシーンは感涙ものでとても心に残りました。
    2時間半弱と少し長めの舞台でしたが、テンポよく物語が展開され、かつ惹きつけられるシーンも
    多いので、長さは気にならず物語に没入てきました。

このページのQRコードです。

拡大