満足度★★★★
セコ=瀬古
古い民家のようなギャラリーで、とあるギャラリー閉館の一幕を舞台にしてありました。観客である私たちはその日に遭遇しているような・・2階と外の喧騒まで取り込んだリアルなお芝居。ドタバタしながらも二転三転あり、ちょっと切なく、でも温かみのあるお芝居、とても楽しかったです。
満足度★★★★★
だから観劇やめられない!
『奥の細道』の矢立ての初めの地、千住。
そんな歴史ある街にあるのが、会場の千住芸術村。
最寄りの千住大橋駅から歩いて6歩のところにある「ラーメン二郎 千住大橋駅前店」で夕食をとってから(もちろんニンニクは抜きで)、千住芸術村に向かう。
駅から7分とのことなのだが・・・なかなか着かない。
「ブーツだから、いつもより歩みが遅いのかな?」と思っていたら・・・劇場を越したところにあるはずの銭湯の前に着いちまった。。。通り過ぎた。。。
ケータイで確認しながら、来た道を戻ると・・・あった!千住芸術村!
「村」とは名ばかりの、古びた木造造りの一軒家。それが千住芸術村でした。道路に面した部分は、ガラス張りになっていて、家屋内がスコーンと見える状況・・・シブいぜ。
入場して座席に着くと、台所、テーブル、シブ過ぎる家具・・・最高の雰囲気。
芝居が始まる。
そこからの100分間。
とても可笑しく、哀しく、不思議な感覚に襲われたり、演出の妙に感心したり・・・「良い芝居だなあ。幸せだなあ。」と、ず~っと感じてたなあ。
作・演出の久保裕章さんは、映像畑の人。
今度、舞台をやる北川悦吏子さんがおっしゃっていたけど・・・映像畑の人が演劇を創るとなると「舞台じゃないとできないこと」を意識するらしい。
この『セコ』も、その「意識」が、そこかしこに感じられたなあ。上下左右、会場内外、視覚聴覚・・・フル活用! もうたまりましぇん!!!
役者さんも皆すばらしい!
映像ゲストのモダンスイマーズの古山憲太郎さん。最高。最高。最高。
ヒロインのミナハさん。すばらしい。芸人もやっているとのこと。「このヒトの私生活ってどんなだろ?」と思う役者さんとの出会いは久しぶり。
山田伊久磨さん。なんなんだよ、このヒト!笑 すげーよ!
市場絹枝さんの華を全く感じさせない存在感もたまらない。巧い役者さんだなあ。
あーもう一度観たい!
ま、2度目だろうと新しい発見は、きっと無い(笑)
ただただ同じように・・・身体を震わせながらクスクスしてるんだろうなぁ。