「ふたりカオス」(5月) 公演情報 「ふたりカオス」(5月)」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
1-9件 / 9件中
  • 満足度★★★★★

    素晴らしかったです
    普段あまり2人芝居や1人芝居を観ないのですが、6Cがやるというので一体どんな感じになるのだろうと思っていました。
    劇団員×客演さんの2人芝居オムニバスですが、オープニングで出演者が登場した瞬間から「これは凄い作品だ」と確信しました。

    1つ1つの作品を繋ぐネット動画。その謎を解こうと協力や対立をしながら導き出される答えは全て違うけれど、その先にあるものを想い涙しました。
    トムさんの脚本は、そして役者さんたちが素晴らしかったです。

    第2話の「惑星エリス」では、私にとっても特別な思い出になっているものが答えとして出て来たので、素敵なプレゼントをもらえたような気持ちになりました。

  • 満足度★★★★

    動画みて~(笑)
    5話オムニバスというのは聞いてましたが、それぞれの物語を前後編的な感じに分けて展開していったのはなかなかによかった。
    また、素舞台(若干の小道具はあり)にした事により物語を見せる力がさらに上がり、役者同士のバトルも見応え十分だった。
    面白かったです。
    しかし、各話の話題に出てきた動画、ちょっと見たいな(笑)

  • 満足度★★★★★

    思わず
    動画検索しちゃいました
    動画繋がりでの5つの二人芝居のオムニバス
    しかも、ループしての2回転見事でした。

  • 満足度★★★★

    素舞台っっ!!!
    5つの二人芝居が併行して進み、その接点はweb上で話題となっている動画、というのが斬新。
    また、基本的にはイイ話の中、コメディタッチが1編あることでそれぞれが引き立つのもさすが。
    あと、素舞台ゆえに照明が映えること。
    ボクシング控室の照明には感服!

  • 満足度★★★★★

    良かった。
    最近なんだか元気が無いように勝手に感じていた6番シードだったが、なんのことはない、相変わらずの素晴らしい作品を見せてくれた。

    ネタバレBOX

    謎解きストーリーで行くかと思いきや、最後はその答えを観る者すべてに委ねてくる辺りがこなれているなと感じた。

    映画にできるな、このストーリー・・・というのが最初の感想だけれど、自分は監督でもなんでもない単なるサラリーマンなので聞き流してくれて構わない。

    けれど、なにしろこの作品は良かった。

    なんとなく感動したり、なんとなく笑ったり、なんとなく泣けてきたり・・・そういうのって実は一番しんみりと心にしみる。

    6番シードここにあり、といった具合に実力をはっきりと確認できた作品を観れてとても満足した。
  • 満足度★★★

    ノックするのは…
    面白くて引き込まれるけど、ちょっと長い。4話くらいの90分でスマートにまとめてあるとなお良い。

    セリフが聞き取りにくいと感じたのは会場の問題なのかな。声が大きかったり早口だと聞き取りにくい。

    ネタバレBOX

    黄色いハンマー持った女性が、ヒヤシンスの入った花瓶を頭に載せた男性とアパート風な部屋にいる。女はハンマーで花瓶を割り、男はヒヤシンスを女に渡す。女がソファーで横になると、ドアをノックする音が聞こえる…という7千万回再生された動画が、各エピソードに絡まるスタイル。
    最初、動画の誰がドアを叩いたかを追う話かななんて思ったけど違った。それぞれにそれぞれの経過と終着があって、5つの味を楽しめるようになっている。

    ①「ウェディングプラン」
    ルームメイトのウェディングプランナー・つぐみ(椎名亜音)が仕事の悩みを抱える脇でハイテンションのカフェ店員・愛子(稲野杏那)は、新郎と新婦の抱える問題をつぐみに辿らせる。動画から新婦の病気(ガン?)と新郎の気遣いを汲み取ったつぐみは、二人にあったプランを立てようとする。
    ②「惑星エリス」
    大学OBの坂宮(小川大悟)は、就職浪人中の後輩・小柳(藤堂瞬)に就職の心得を伝えようとするも、小柳の態度に呆れてしまう。指摘された小柳は動画のクイズを出す。理系の二人による推理は、まだ確定していない「惑星エリス」の話に飛躍するも、冷静な坂宮は惑星の話と離れた答えを返す。
    ③「嘘つきのハンバーグステーキ」
    キャバクラの客引き田所(妹尾伸一)は、客引きの邪魔になっているホームレス地蔵さん(ガラかつとし)の娘が火災で帰らぬ人になったことや、その罪の意識を地蔵さんが持っていることを突き止め、地蔵さんの心を救う。
    ④「指名の順番」
    高校教師吉村(小沢和之)とサラリーマン恵組多良(大野泰広)は、学園ものの風俗店で指名の順番を争う。そこに、お目当ての嬢から動画クイズが出され、二人演技をして推理をする。
    ⑤「ラストゴング」
    荒れた家庭に育った姉妹が、ボクシングの控え室で偶然再会する。一家の大事なカネを盗んで逃亡した姉・千里(山本香織)を恨む、妹でボクサーの伊草(宇田川美樹)。そんな伊草に動画を見せる千里。動画に自分らの現在をみた二人は、手をとってリングへ向かう。

    話で好きなのは、①②⑤。笑えたのは④(特に大野は上手い)。
    稲野杏那はこういうハイテンション系が上手い気がする。②の寒暖の流れが上手い。③はちょっと心を掴まれなかった。④の推理は絶対違うだろと。⑤意味ある偶然はあるのかないのか。カネを紛失した千里の話も含め、不遇な二人へ動画がもたらした「偶然」に、ちょっと暖かくなった。
  • 満足度★★★★

    シンプルさが良かった
    がらんとした舞台に「ふたりずつ」キャラたちが登場し「世界的にブームになっている謎の動画」を、スマホで、あるいはノートPCで眺めて、その謎を追及する。
    同じ時間軸と世界にいる人びとが、実際に触れることなく会うことなく各々にひとつの「話題」を語りあう姿を客席で私は見ている。

    リーフレットに書かれた脚本・演出である松本陽一さんの「ごあいさつ」の言葉のように、私は、「たとえぱツイッターで、あるいはSNSで、それぞれが直に合うことはなくともひとつの話題を話しあっている姿を、私もまた、相手に会うこともなく「この人たち、同じこと話してんなあ」と眺めているような気持ちで」舞台を眺めていた。

    ところで第二話の就職浪人生「こういう人いるよな。ねっちゃ腹立つわ」と思いました。笑。

  • 満足度★★★★★

    多彩なカラー
    5つの「ふたり」の映し方が素晴らしい舞台。コメディだったり、シリアスだったり、あるいは過去の絶望に取り囲まれた男だったりと、どの5つの物語もインパクトがあり、ひじょうに楽しめた。

    ネタバレBOX

    5つの「ふたり」の物語をそれぞれ「謎の動画」として結び、撒かれた多くの伏線を、その謎の予告のように暗示する。ミステリアスな展開だがこの5つの物語は解りやすく観やすい。

    幕直前に伏線を回収する温かな終わり方も絶妙にてお見事!役者が魅力的。
  • 満足度★★★

    ”謎の動画”を共通の話題とした
    5つのショートストーリーをそれぞれ3分割、計15パートで構成した2人づつの会話劇。 私の好みは④>⑤>②=①=③。 このような演出だと、ひとつでもインパクトの薄いパートがあると、その物語の評価が下がっちゃう気がします。 また、セットは机とイスだけなので、演じるのが難しいとのことでした。 ということで、「チャレンジングな舞台」であることを考慮して☆☆☆☆差し上げたいところですが、理系出身の私の評価は、印象に残ったパート数が8/15なので☆☆☆(笑)。 最後に、ショートストーリー5つは多いかもね。 以上です。

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