だいたいみんな躍ってる2024 公演情報 だいたいみんな躍ってる2024」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
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  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    鑑賞日2024/09/15 (日) 14:00

    終業後に職場の先輩の披露宴での余興の稽古をしている3人のもとに直帰の筈だった先輩本人や関係者も現れ……な状況で始まる会話劇。ちょっとした不満の吐露から飛び火/誘爆的に展開されてゆく様は「給湯室のぞき見」的で傍観者としては笑えるがあんな状況に身を置くのは御免だな。いつ自分に思わぬ方向から弾が飛んでくるかワカったもんじゃない。(笑)
    そうして、どう落とし込むのか?と思わせておいてのチカラ技からの「あれ」を使った隠喩(ネタバレboxに記述)、巧いなぁ。
    巧いと言えば蛍光灯を使ってオフィスの「それらしさ」を表現した照明も見事。

    しかし初日を終えてすぐに上演時間105分との情報が流出しており、何ステージかを経てこの日も105分だったのに関係者のツイート/ポストも開演前アナウンスも90分という「詐称」を続けていたのはいかがなものか? それは誰にどんなメリットがあるのか見当もつかない。団体としての信用にかかわるのでは?(よって満足度の★を1つ減ずる)

    ネタバレBOX

    終盤、他の4人が退出した後にほたるが活けた花を直しながらゆかりが言う活け花に関する言葉が生き方を諭すようで「踊りましょう」による「チカラ技」の着地の後だけに画竜点睛を打つ感じ。
    また、「黄金比」に対して「白銀比(1:1.4142…)」もあること、そして前者が動的、後者が静的なものに適していることを知り、さらに調べて「青銅比があることも知った。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    何気ない会話の中で触れられたくはないことってある。それを触れられたことによる(いや実はそれが本来の要因ではなかったが)感情の放出が怒涛のように絡まって収集つかなくなる展開が見事。
    ラストの解決はもう意味不明、力技的に面白かった。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    面白い お薦め。
    初めて観た団体だが、これからは注目しておきたい。女優6人によるバトル会話 といった様相の物語。会話が漂流するようで どこに落ち着くのか…言わなくてもいいこと、逆に言わなきゃいけないことを面白可笑しく描く。その光景は実にリアルで、思わず頷いてしまう。

    物語は、先輩(or上司)の結婚式で披露する余興の練習をしている女性社員3人。しかし些細なことから諍いになり、余興の練習は中断。そこへ上司(チームリーダー)や会社の顧問税理士が絡み、問題が四方八方に広がり収拾がつかなくなる。壁に時計が掛けてあり、午後7時過ぎ、そして何とか収拾したのが午後8時40分頃。実は上演時間1時間40分、会社の一室/業後の時間という限られた場所と時間で紡いだ会話というか快(適)話。

    楽園という狭い空間での大声、怒鳴り声はどうか と思ったが、あの状況になればリアルな光景なのか。それにしても<芸事の道>であそこまで真剣になれるものか。自分には想像もつかないが、突拍子のないコトが次々現れ 暴露する。そして次はどんなコトが という興味を惹く巧さ。
    (上演時間1時間45分 休憩なし) 

    ネタバレBOX

    舞台美術は、可動できるテーブルと椅子、場内入口の対角奥に横長ソファとハンガー、そして置台。上演前は床に青いビニール紐。場面転換に応じてテーブルや椅子を動かし状況の変化を現す。スペースを空け、余興のダンスシーンを挿入するなど会話だけではなく躍動感も観(魅)せる。

    物語は、3人で先輩 藤井ゆかり(石澤希代子サン)の結婚式での余興の練習をしている場面から始まる。3人は相原ほたる(大原富如サン)、川野樹里(佐藤美輝サン)、小浜佳(和愛サン)で、相原・川野は入社5年目、小浜は3か月、にも関わらず率先して練習をしているのは新人だ。時期は12月であろうか、相原が電話で恋人とクリスマスに会う約束のことで揉めている。ハンガーにはコート。冒頭で時期と場所、そして状況をすぐ解らせる その掴みが上手い。

    また人物造形が巧みで、相原は恋人との約束の件から真面目で融通が利かない、川野は結婚する相手とは体の相性が大切だと、相手を変え同棲を繰り返す。小浜は何とか穏便に進めたい事なかれのよう。物語は、川野が口を滑らせ相原の恋人のことを話してしまい…。練習をする しないで口論しているところに、帰ったはずの上司 朝霞澄子(宮﨑優里サン)と顧問税理士 北園(菊地奈緒サン)が戻ってくる。

    会話が漂流しだすと状況が次々に変わり、新事実が明かされる。実は、相原は藤井の結婚に反対。藤井の相手が相原の元カレ、未練があるのかと匂わせれば違う。そして同性愛(レズビアン)のような雰囲気だが、実は2人の共通の趣味 生き甲斐の<華道>のことが理由。結婚相手も華道を嗜むが流派が違う。その流派=主義を変える(転向する)ことは納得できないと。劇中、実際 相原が花を生け置台に飾る。騒がしい中、朝霞は早く帰りたいが、その理由を誤魔化していた。実は離婚したと言わざるを得ない状況へ。

    全体的にコミカルな様相で展開していくが、何処にでもありそうな身近な話題を面白可笑しく膨らませる。物事のバランスは黄金比、しかし華道におけるバランスは白銀比が重要。相原が生けた花に藤井が鋏を入れて整える。真面目で杓子定規な仕事振りから入社当時、営業先と揉めた。それを助けてくれたのが藤井の機転とアドバイス。冒頭のクリスマスの約束に係る電話の場面がしっかり生きてくるラストシーンだ。
    次回公演も楽しみにしております。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2024/09/12 (木) 19:30

    観るの2度目のユニット。女子あるある、な展開かと思ったら、意外に凄い方向に進むのが面白い。(3分押し)105分。
     2021年に初演された作品の再演だが、初演は観てない。中堅女子社員2人が新人女子にリードされて、先輩の結婚式のサプライズで披露するダンスを練習しているが、当の先輩が来たり、主任と会計士が戻って来たりで、女子6人が展開するコメディ。最初は女子あるあるな話っぽく苦笑しているが、終盤でそれぞれが抱えるシビアな状況が展開され、それでも笑えるんだけど、どう収集するんだろう、と思っていたら力技で終了。やられました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2024/09/12 (木) 14:30

    105分。休憩なし。

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