来てけつかるべき新世界 公演情報 来てけつかるべき新世界」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
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  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2024/10/02 (水)

    何年ぶりのヨーロッパ企画だったのだろう。駅前劇場で観たことを憶えている。
    先日「リバー、流れないでよ」を見てヨーロッパ企画を再認識したのだけど、生の舞台は本当に面白かった。
    板尾さんに岡田さんが出るのでそれ目的もあったのだけど
    とっても楽しめました。
    あぁ、大きくなって…と、観ていたのもあった(笑)

    ネタバレBOX

    ドローンやロボットなどSFだ!!でも現実だ!って。
    藤谷理子さんとっても魅力的です。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2024/10/03 (木) 13:00

    コテコテの懐かしい大阪人情喜劇、あの濃厚なソース味の人間模様に
    新時代のテクノロジーを振りかけたら・・・という発想が秀逸。
    テンポ良く飛び交う台詞の掛け合いに練り上げた脚本の凄さを感じる。

    ネタバレBOX

    大阪ミナミの新世界、通天閣が見下ろすこの昔ながらの歓楽街にある
    「きて屋」という串カツ屋に集う人々は今日も賑やかこの上ない。
    近頃では出前をドローンで運んだり、VRの仮想世界で詐欺に遭ったり、
    警備員がロボットになったり、AIのアドバイスで将棋をしたり・・・。
    新世界の面々も最初は拒否反応を示すが、使ってみるとこれが面白くて
    当然のごとくドタバタが繰り広げられ、最後は丸く収まるのだった・・・。

    って感じのストーリーなのだが何か懐かしかったなあ。
    松竹新喜劇(藤山寛美とかちょっとテレビで見たことがある)や
    落語の登場人物みたいに、情けなかったりポンコツだったり
    人の弱さも愚かさも丸ごとひっくるめて受容れて付き合う、
    そういう人間関係が、ショボい新世界の一画を舞台に燦然と輝くのだ。

    私は初演を観ていないが、時事的なテクノロジーの情報を取り入れて
    ”アナログおっさんあるある”に落とし込む手法が見事。
    隙の無い役者陣の台詞とテンションに惹きこまれ、
    5つのエピソードとラストの大団円(?)も笑って腑に落ちる、いや落とす!

    板尾さん演じる引きこもりの酒飲み父ちゃんがいいなあ。
    漫才の相方がAI搭載の炊飯器って最高!
    今に誰かやるんじゃないかと思った。
    大変楽しく観てけつかりました!
  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    2016年初演で岸田國士戯曲賞受賞作品を8年ぶりに再演。ヨーロッパ企画は再演する演目を厳選している印象があるので、この再演も団体にとって意味あるものと推測できます。出演者に変更はあるものの、舞台セットや劇構造は初演を継承しており、良い意味で「メモリアルな演目を再び上演する」ツアー公演なのかも。客席の受け方は、さすがヨーロッパ企画という安定感がありました。

    ネタバレBOX

    舞台は大阪で、新喜劇×デジタルテクノロジー×ヨーロッパコメディ、という印象。とある串かつ屋さんを中心に、その近隣と串かつ屋を訪れる客たちによる群像コメディ。ドローンが出前をしたり、警備ロボットが活躍したり、下町文化とデジタルの融合による「新世界」をコメディとして描いている。笑いへのアプローチが、やはりヨーロッパ企画特有の手付きで、ファンは安心して観られるし、初見のお客さんにも親しみやすい世界観だと感じました。

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