暗いところで待ち合わせ 公演情報 暗いところで待ち合わせ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.7
1-3件 / 3件中
  • 満足度★★★★

    面白かった。
    原作も映画も知らず予備知識なしで観劇。
    長い上演時間だが引き込まれた。
    良い意味で全く思っていた内容と違い驚かされた。
    丁寧に作り込まれた舞台で通行人や電車の演出が良かった。
    目の不自由な人の街での恐怖が良く分かり、やさしくしようと思った。

  • 満足度★★★

    原作の良さが目立つ。
    一言で言うと、原作の良さが目立つ舞台。
    読んだ事無い私が言うのもなんですが、
    だからこそ、この舞台を観て思った事は、

    「原作を読んでみたい」

    でした。
    それは脚色(=秋之桜子)がうまい、って事かもしれない。

    だが、観ていて感じるのは、どうしてわざわざこの作品を「舞台化」したのかという事。

    ネタバレBOX

    小説や映画だったら、フォーカスを絞って濃密な空気感を展開する事が出来るだろうけれど、
    シアターグリーンの広い舞台では、なんというか、
    「ほら、後ろ後ろ!そこにいるだろ!」って感じ。

    目の見えない女性の部屋に、男がこっそり逃げ込むんですね。
    それが若干コントっぽく見えてしまう。
    もっと狭い劇場とかだったらそれが緊張感になるのかもしれませんが。

    拡散してしまう空気感を濃密にするために、休憩前の芝居は間をたっぷり取っている。
    効果的な場面もあったけど、無駄な間も多かったかと。

    休憩後からは芝居のテンポも上がり、観やすかった。
    謎解きの辺りはとてもテンポよく観られていい感じでした。
    若干の火サス感は漂うものの、いい具合。

    演出面ではなるほどと思う場面がいくつか。
    昔の自分と今の自分を同空間に、なんてのは演劇ならではだし、
    群衆の動かし方、
    『4時48分 サイコシス』的な言葉の羅列もステキ。
    この演出家の、本領発揮の舞台を是非観てみたい。

    生演奏(=坂本弘道)もいい雰囲気を作り出していました。
    ただ、この演奏家さん、楽器をぶっ壊したりといったパフォーマンスをする方らしく、
    今回は演奏しているだけだったので、特徴を活かしきれていないようにも…。

    役者に関して。
    本間ミチル(=舞山裕子)がなんとも幸薄そうで存在感が抜群でした。
    それだけに、相手役となる大石アキヒロ(=小田悟)がなんだかとっても物足りない印象でした。もっと影響しあう二人が観たかった。



    と色々書いてきたのですが、結局のところ、
    悪い舞台ではなかったです。作りも丁寧だったし。
    ただ、舞台でやらなくてもいいやな、と思ってしまいました。


    ものすごい関係ない話ですが、
    舞台観にいった時の接客って皆さんどの程度を求めます?
    私、一時期、百貨店でバイトしてたので若干引っかかりを覚えた出来事が。
    パンフ買った時にお釣りを受付の方が落としちゃって。
    それは別にいいんですが、落とした硬貨をそのまま拾って渡してきまして。
    これ、私が教えられた接客じゃ若干アウトで。
    ただ、別に不愉快な思いしたとかでもないので、ほんとどうでもいい話なんですが、芝居の接客とかって、ほんと様々だなぁと感じた出来事でした。
  • 満足度★★★★

    映画が好きで観に行って正解♪
    良かった~泣いた~ 。現代ドラマでサスペンス要素もバッチリ!さすが寺十吾さんの演出。秋之桜子さんが舞台用に書かれた戯曲も良かったです。
    でも音楽は生演奏じゃない方がよかったかも。もっと暗さの密度が高い方が好み。たしか原作の乙一さんがトークゲストの回あり(完売)。上演時間は休憩十分を含む約二時間半。

    ネタバレBOX

    「誰?!」じゃなくて、「ありがとう」って言ったのに泣いた~。
    学生時代の自分たちが同時に登場するのもいいですね。

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