満足度★★★
バランスの良い作り
中学の先生たちの話。謎解きめいた物語の展開は紆余曲折しているが、先生たちのキャラクター設定はわりと典型的なパターンに沿っているため、落ち着いて観られた。
満足度★★★★
ちょっと話は重い、が、深い舞台
通常版観賞。
年末の体育館倉庫に閉じ込められた6人の教師。
時間軸が交互に行き交い、終盤は一時期流行った日本のホラー映画のような怖さも感じた。
冒頭から結末まで見逃してはいけない場面が多く、後味は苦い。だけど、心がふるえる良い舞台でした。
満足度★★★★★
素晴らしい作品!
とても重いテーマだが、作者が経験者だからこそ説得力があり、重みのあるセリフに衝撃を受けた。
時系列が前後していて初めは推理劇のようで、徐々に明らかになる構成が面白い。
脚本が良く出来ていて全く飽きさせない。
教師達それぞれの隠し事や歪んだ感情が暴かれていって心が痛かった。
本当に素晴らしいそして考えさせられる舞台だった。
満足度★★★
閉鎖空間。
閉鎖空間の人間が巻き起こすドラマは演劇の醍醐味のひとつですよね。
何気ない会話の中にクスッと笑わせるウィットがあるのがらくだ工務店らしくていいですよね。
今回はミステリーの要素も楽しめました。
満足度★★★★★
「火葬」見届けました
あんな風に時折笑いながら観ていて良かったのか?
教師たちの秘密もさることながら、衝撃のラストシーンが
一夜明けた今でも頭から離れない。
もう一度落ち着いて検証しながら観たら
また違った物が見えるような気がする。
これ、世に溢れる「普通の善い人」全てに観て欲しい。
満足度★★★★★
何しろ面白い、是非沢山の人に観て欲しい
体育倉庫での出来事は、私たちの姿そのものでした。
原理原則や理想と現実に起る出来事とどう折り合いをつけるか、日々生きて行くなかで次々突きつけられる事です。
やり過ぎたり、はみ出したり、そのブレの大きさがその人の個性であり、もっとも人間らしい面と言えるでしょう。
衝撃のラストシーンは、曖昧模糊とした集団の意識を隠れ蓑にしている私たちは、実は互いに見透かされ合い、その姿は注視され合っているという事を意識させられました。
作者の意図とは違うものを感じたのかもしれませんが、それでもやはり人間は面白いし良い、人間の作り出す全てのものは面白い、良いものだ、と感じました。
満足度★★★★★
面白い
教職が聖職だと信じている人は、もういないかもしれない。
それでもやっぱり「先生」はフツーの職とは違うと思う。
ここに出て来る7人の教師は、いずれもフツーだったりフツー以下だったり、とにかく人間らしい。究極の状態に追い込まれて、次々剥がれていく化けの皮。身勝手な主義主張。
たびたびイラッとしたんだけれど、この芝居のテーマってそこじゃなかった。
ずっと「先生」の話だと思って見ていたのが、最後の最後に覆された。
帰りの電車で、もう一度芝居の冒頭からを脳内再生したのだけれど「その事実」を踏まえたら、鳥肌が立った。
ホラーだ。面白い。
満足度★★★★
濃密な会話劇
キャスティングが素晴らしく、狭い体育倉庫を舞台に展開される会話劇のテンポ良さやユニークな展開を堪能しました。ふだん見ることの無い教職員の素顔を垣間見たような劇でした。テンポ良く、それでいて濃密感溢れる会話と平然と背中を見せて演技する役者さんたち。すごい会話劇です。「火葬」のタイトルにふさわしくラストは衝撃的。