乱雑天国のA·B·C 公演情報 乱雑天国のA·B·C」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.5
1-4件 / 4件中
  • 満足度★★★

    両バージョン観劇
    Bの「独特リズム」は、乱雑天国でもこういうものが描けるんだと思わせてくれたのはよかった。
    Aの「ユーモアのさじ加減」はイロイロすべってたが(笑)
    Aの比べBの上演時間が短いのは少し気になる部分ではあったが、面白かったです。

  • 満足度★★★

    「ユーモアのさじ加減」観劇
    凄く趣のあるタイトルで期待していたのですが、その肝心の言葉が師匠芸人と弟子の一発芸を見せてしまったことで、どこに違いがある?何がさじ加減なんだと思わせてしまったのが失敗かなあと思いました。あそこは暗転させて、芸を観終わった観客キャストの雰囲気や表情で感じさせた方がより言葉として重みがあり、想像させることで膨らんだのかなあと感じました。
    最後のマスターの言葉の寂しさには、やっぱりユーモアって難しいなと改めて思いましたね。

  • 満足度★★★★

    切なさ漂う2編
    とあるバーの開店10周年記念パーティーを描いた「ユーモアのさじ加減」は後半で寂しさが漂い、それゆえラストのマスターの一言に(人生の)深みを感じる。
    小学生・大人それぞれの男女3人組を描いた「独特リズム」はヒロインの哀しみを子供たちで緩和する、みたいな?

    ネタバレBOX

    深みを感じたマスターの一言は「楽しくなくなっちゃったんだなぁ、いろんなことが」。これ、よくワカると言おうか、感じたことがあると言おうか…。

    また、「独特リズム」のヒロインの終盤での慟哭は観ている側も哀しくなるほどで説得力(?)アリ。

    あと、2編が実は20年の時を隔てた同じ場所での物語で、登場人物の1人は両編に出てくるというのもよくできているよなぁ。
  • 満足度★★★★

    この距離でこの役者を観ることができる贅沢
    シンプルな場を楽しむような2作、
    私が見た「C」は、お得な2本立てでした。

    作品のシンプルで味わいのある面白さに加えて
    ごく近い距離で役者を観ることできる
    贅沢さがありました。

    ネタバレBOX

    両作とも物語はそれほど複雑なものではありません。

    でも、観ていて、
    役者たちにお芝居をさせる場が
    したたかに作られていて。

    その、役者たちが、
    場所の大きさにとまどったり
    手を抜いたりすることなく
    持ち前の大きい排気量を
    その場所で生かしたお芝居を見せてくれる。

    比較的大きな劇場とは異なる
    しなやかな肌触りが個々の役者から伝わってくる。

    前々から思っていたことですが
    この作り手のお芝居には
    恣意的な薄さと
    その後に残る独特のペーソスがあって。
    今回のお芝居では
    その味わいが、役者の力で
    さらに浸透力を増した感じ。

    会社帰りにさっくりと観にいくことができて、
    笑って、浸潤されて家路をたどる。

    なにか、小さな贅沢をしたような気分になりました。



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