『タイトな車』『日記ちゃん』2本立て公演 公演情報 『タイトな車』『日記ちゃん』2本立て公演」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.9
1-8件 / 8件中
  • 満足度★★★

    日記ちゃん
    素敵!

  • 満足度★★★★

    「タイトな車」は好みだった
    夢があって楽しかった。終盤での展開は突拍子もなくて一層盛り上がった。

  • 満足度★★★★★

    ジプシーパンクでタイトな車
    2作品を関連づけた方が良いのかもしれませんが・・
    女子の妄想超特急な「日記ちゃん」と比べると、
    どう考えても、ジプシーパンクな「タイトな車」の方が、
    千倍程度は自分好み・・というか、
    予想もつかなかった展開といい、はっきり言ってメチャクチャ好き!(笑

    ・・どことなく、森の中のミステリアスな二人語りという形から、
    以前学習院女子大で観た「マコンド」を連想したりもしましたが、
    このようなクストリッツァ的?とも言えるような
    音楽的で(ラストの)突き抜けた感じなどは、
    ちょっと他の舞台ではお目にかかった記憶が無いようにも思え、
    なんとか観ることができて本当に良かったと思います!

    途中まで、観ながら手探りで物語の鍵を探しながら次の展開を待つ中で、
    「役者さんたちはなんでここまで手堅く抑えながら演技しているんだろう?」
    ・・などと思ってましたが、
    観終わって、成程、ここまできっちり押さえながら話を進めていかないと、
    これだけの爽快感は無かったかもしれない!と
    逆に感心してしまいました(苦笑

    ・・いや、なんていうか、このような
    ジャンクでありながら完成度の高い雰囲気の舞台は本当に大好き
    (・・というか似たものがほとんど思いつかない)なので・・。

    ちなみにいつも「初心者におススメ」ってどういうこと?
    とか、思ってたりするのですが、
    こういう舞台を観て
    「・・ああ、舞台の上ではどんなことをやってもいいんだ」
    と納得してから新劇などを観始めても遅くないんじゃないか、などと
    思ったりもするのです(普通は逆なんでしょうが・・

  • 満足度★★★★

    共通点のあった2時間
    「日記ちゃん」も「タイトな車」も、共通点のあった芝居でしたね。特に「タイトな車」のラストに、日記ちゃんを演じた、二宮さんがちらっとでましたね。夢物語のようでしたね。ふたつとも、素晴らしかったです。

  • 満足度★★★

    意外(でもないか)
    二本ともオーソドックスな仕上がりだった。
    腕に覚えのある演出家の手堅い仕事というか。
    「タイトな車」は面白い本だと思う。
    田上豊が男前であることを初めて知った。

    ネタバレBOX

    ラストは「タイトな車」も日記ちゃんの妄想だったという解釈でいいのかなぁ。
  • 満足度★★★★

    ほぼ、おもしろい
    作・演出・役者とも異なる2作でしたが、
    どこか連作のような感じが残る公演でした。

    ある一点から
    だんだんに全体が照らし出されていくような
    作品の質感は決して嫌いじゃない。

    なんだろ、くみ上げられていく時間が
    だれることなく
    観る側をぐいっと引き込んでくれる感覚もあって。

    ただ、どちらの作品とも
    全体が解けきる部分に、
    それまでの時間との若干の違和感を感じました。
    それは、この作品がさらに育つための前兆なのかもしれませんが・・・。

    ネタバレBOX

    ・日記ちゃん

    役者(というか二宮さん)の演技の立ち上がりが恐ろしく良くて、
    けっこういろいろとわちゃわちゃやっても
    それがノイズにならずに、物語へと
    踏み固められていく。
    イメージを場に作り上げる切れがしっかりとあって
    良い役者だなぁと感心。

    遊び心が観る側を混乱させず
    きちんと物語の厚みになっていきます。
    多人数を演じることで生まれる制約を逆手にとって
    きちんと作れば、ちょっとためらい隠れるであろう
    恋する気持ちが
    すてきなべたさとともに
    あからさまに剥ぎ出されていく。

    なんだろ、そうならざるを得ないあけすけさから
    まっすぐに伝わってくる想いには
    純度が高くとてもピュアな感触があって。

    ラストの部分、物語の構造というかタネあかしが
    それまでのトーンからすっとはみだして
    やや重く感じられましたが、
    この作品を成り立たせる作り手や演じての力に
    強く引き込まれました。

    ・タイトな車

    かなりイメージの広がりが大きい台本、
    しだいに話が浮かんできても、
    そのままにとどまらず、
    振り落とされてしまうようなところがあって。

    でも、ひとつのイメージの塊から
    次の世界へと組み替えていく
    物語の足の運び方や空気のつなぎ方が
    とてもしたたかで、
    びっくりするくらい
    すいっとスムーズに観ている世界が遷移していく。

    たぶん、二人の役者の呼吸が完全にかみ合ってしまっては
    だめなのだとおもいます。
    なんだろ、どこか、それぞれの抱くものに異なりがあって
    その重なりのずれた感じから
    いろんなことが塗り換わることへの
    違和感が絶妙に奪われて・・・。

    ただ、物語が解けきって
    次第に二人の立場がひとつの世界に重なってからの
    世界の変わり方にはそれまでと違う
    新しい違和感が残りました。

    戯曲の荒波に舞台がいま一歩追いつけなかった感じ。
    ちょっと惜しい。

    でも、そこまでしっかりと観客をつなぎきった
    作り手たちの手腕には
    かなりやられました。

    たぶんこの2作品とも、
    かなり好みが分かれるとはおもうけれど、
    私には、観ていてとても楽しかったです。






  • 満足度★★★★

    モーソーボーソー
    誰が何と言おうと信じるものは絶対だよなぁ。信じるものは救われるって言うけれど、救われるために信じるってのもありだよな、って思わせる妄想の人達の話。妄想だから何でもありなんだけど。だから楽しいと感じるか、めちゃくちゃだと感じるかは好みが分かれそうな舞台だなって思った。個人的にはすごく大好きでした。「日記ちゃん」は女優一人きりで変幻自在に役が入れ替わり、緩急激しい演技で妄想の世界を突っ走る。「タイトな車」は物語を投げ捨ててるんじゃないかって位、男優2人で、暴走し続けて収拾つかない展開。その破天荒さにワクワクする。

    ネタバレBOX

    「日記ちゃん」は図書館勤務の女性が恋する相手に想いを伝えたいけど伝えられず悶々と妄想する話。片思いの想いは伝えられずに膨らみ続け、まるで膨張し続ける宇宙さながらだ。

    「タイトな車」は記憶喪失した男2人が、周囲の状況から自分達の状況と記憶を妄想していく話。物語なんてどうでもいいのかなって思わせておいて、終盤投げ放った設定が全て力ずくでつながっていくラストは見事だ。まぁ、つじつまなんてあってないようなもんだけども。「タイトな車」の劇中に「これは確固たる妄想だ」という台詞があるが、妄想は妄想でしかないよなぁ。その人の主観的な思いは観念でしかなくて、事象は全然説明出来てないよなって思いつつ。でも同時に僕達は世界は見えるところまでしか見えてないんだろうなって思うので、自分が見えてて自分が信じる世界で感じるのが幸せだし、客観的に見てその姿が滑稽に見えても、その滑稽さも含めて人間だなぁと思う。そういう人間の滑稽さを描くのがコメディだと思うし、演者が少数であるほど人間の内面に迫っていくんだなって知れたし、良質な1人&2人芝居を見せてもらいました。アフタートークも豪華でよかったです。
  • あんまり
    おもしろくなかった

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