蒲田行進曲 公演情報 蒲田行進曲」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 5.0
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  • 満足度★★★★★

    妖乱バージョン
    7月に出張先の大阪の一心寺にて熱血versionを拝見し、
    本劇団のレベルの高さに感激しました。本当は狂乱versionもみたかつたのですが、出張期限もあり断念しておりました。今回は東京進出ということで、KASSAIさんでの公演があることを知り、速攻で申し込みました。えん魔さんの急病のため配役変更はあつたものの相変わらずのハイクオリティ、流石でした。田淵さんの小夏、最高でした。藤元さんのような方が橘役なんて贅沢の極みですね。妖乱バージョンのため色とりどりのギャグは嫌というほど入っていますが、蒲田本来の切なさや悲しみ、ねじれた愛情などはきっちり入れ込んであり、完成度の高いお芝居でした。

  • 満足度★★★★★

    どっちもサイコーでした!
    有楽町ルミネに並ぶのを止め、マチネで「熱血」バージョン、ソワレで「狂乱(妖乱)」バージョンを見ました。結果的に大満足です!

    初見だったので、先に「熱血」を見たのはよかったと思いました。
    まずは、「熱血」で、役者ひとりひとりのクオリティがどれだけ高いかを知らされた上で、おバカパロディ満載の「狂乱」を楽しむ。ワタシ的に正解でした。
    本当に楽しかったです。

    全ての役者さんが、すごく魅力的で、誰を見ていいかわからないほどでした。
    伊藤えん魔さんなんて、写真だけ見たら『タダの太ったオッサン』なんですが、舞台に立つと、ものすごくカッコよく見えるんです!
    初めて新感線で古田新太さんを見た時と似たような驚きがありました。
    大阪の劇団なので、東京に次に来るのは「春あたり」とのことでしたが、次回も絶対見に行きます!

    『惑星ボーイズ』のDVD買ったので、これから見るのが楽しみです。

    いいお芝居をありがとうございました。

    ネタバレBOX

    両方のバージョンでヤスを演じた行澤孝さんは、つかこうへいの描いた、情けなくて健気で馬鹿で哀愁漂う(散らす?)ヤスそのものでした。
    二つのバージョンで、微妙に違う台詞を言うのは大変でしょうに、「狂乱」バージョンでも真面目なところではキッチリ本筋の蒲田行進曲に戻していました。

    「熱血」で銀ちゃん、「狂乱」で橘役の藤元英樹さんは、殺陣がすばらしく上手で、キメポーズがいちいち決まってました。かっこよかったです。あれなら銀ちゃんの非道ぶりも許せる感じ。最後、階段落ちを止めてくれと監督や橘に頼むところでは、愛を感じてグッときました。顔も大きくて迫力あり、昔の日本の役者顔です。あっこれ、ほめてるつもりです。

    「熱血」の橘、田渕法明さんは、「狂乱」では小夏。ヒロインです。
    先に橘を見ていて良かったです。小夏があまりに可愛らしく女の子らしいので、橘を見てなかったら、普通にスタジ○ライ○的な役者さんなのかと思うところでした。
    プライドの高い歌舞伎役者の御曹司から小夏への変化が見事でした。

    佐藤正宏さんも宮都謹次さんも良い味出ていました。
    佐藤さんでは、世界的有名な日本の監督クイズのボタンを押すまでの一人芝居、宮都さんではラグビーの先輩の場面と、本筋とあまり関係ない場面で、すごく笑わせていただきました。
    芝居の中で、ああいう場面が成功するかどうかって、ものすごく大事だと思うのです。
    他にも安心して笑える場面が、(狂乱はもちろん熱血の中にも)たくさんあって、秀逸なエンターテイメントでした。


    そしてそして、最後に美津乃あわさん!ラブ!!
    昼間に「熱血」の小夏を見たときから、気になって気になって。美しかったり、健気だったり、上手だったり、気になる理由はあると思うのですが、それ以外にもなんだかとても心が惹かれる。
    なんなんだろう?とよくわからないまま、お昼のアンケートにも「美津乃あわさんのファンになりました」と唐突に告白したのですが、ソワレで「狂乱(妖乱)」の銀ちゃんを見たときにわかりました。

    ヅカ追っかけ歴20年(少なくサバ読み中)の私は、美津乃あわさんの持つヅカヅカしいオーラに惹かれていたのですね。
    オスカルのパロが出て来たときにはどうしようかと思いました。どうもできないけれど。
    よく見たら、アイラインとつけまつげが『本当の目よりも2ミリ上』という、メイクも素敵なヅカメイク。死に際のアンドレ(行澤孝さん)のセリフで「化粧落としたら誰もわからなくて」とか言われていましたね(笑)

    ベルばらのパロだけでも見せたい友達がいっぱいいます。
    もちろん、全部見て欲しいけど。とにかく面白かったです。
    まだ間に合うから、みんな池袋に駆けつけて!!
  • 満足度★★★★★

    妖乱→熱血
    妖乱から熱血バージョンを観ました。

    妖乱バージョン。
    「狂った宝塚」の名を今回も欲しいまま圧倒的な美しく凛々しい美津乃銀ちゃん、儚げな田淵小夏。
    熱血バージョン。
    鉄壁の行澤ヤスと藤元銀ちゃん、可愛らしく強い美津乃小夏、池田屋の階段落ち撮影のえん魔監督の「スタート!」の声には鳥肌が・・・。

    銀ちゃん小夏、両バージョンで美津乃さんは殺陣をやられていましたが、きりりとした太刀捌きと女性らしいしなやかな動きと演じ分けていらっしゃっていてうっとりとしました。

    どちらもどなたも肩を掴んでがくがくと揺さぶられるようなお芝居で脳震盪を起こしそうでした。




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