平成中村座 十二月大歌舞伎 公演情報 平成中村座 十二月大歌舞伎」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-4件 / 4件中
  • 満足度★★★

    昼の部
    観劇

  • 満足度★★★★

    寺子屋泣いた
    車引と賀の祝はいまひとつだったけれど、寺子屋は泣けた。
    菊之助の源蔵がよかった。

  • 満足度★★★★

    初めて
    「寺子屋」を観ました!

    凄惨な話で驚いた!

  • 満足度★★★★★

    おすすめの夜の部
    中では、「関の扉」が特に素晴らしかった。
    勘太郎の関守と菊之助の小町桜の精。凄味が感じられました。最後幕引きでは私も隣の女性も立ち上がらんばかりに(立ちませんよ)拍手を送り、終わったとたん同時に「良かったですねー!」と興奮して互いに呼びかけていました。
    前半の七之助も可憐で美しくて、目の保養でしたが、菊之助を見た後だと、ちょっと線が細すぎかな。体型じゃなくってね。
    それにしても、菊之助はそのあとの「松浦の太鼓」での立役も決まっていましたし、かなり楽しみな役者になりました。
    勘太郎の踊りは前から安定していますが、ここでも素晴らしかった。
    このコンビこれからも観たいです。

    夜の部は、この「関の扉」のほか、早変りや曲書きが見どころの「葛の葉」、十二月らしい赤穂浪士もの「松浦の太鼓」と、演目がそろっていますので、お勧めです。

    ネタバレBOX

    「葛の葉」
    この演目、最後に葛の葉が舞台いっぱいの障子に、
    「恋しくば尋ねきてみよ和泉なる信田の森のうら美葛の葉」
    と歌を曲書きするのが見所の一つ。
    曲書きというのは、下から逆に文字を書いたり、筆を左手に持ち替えて表裏逆の裏字を書いたり、子どもを抱いて口にくわえて書いたりというもの。
    そのたびに、前の席の人たちが「まあー」「うわー」と感嘆の声をあげていて、なんだか嬉しくなりました。あれ、ちゃんと役者さんが書いているんですよ。
    扇雀さんのお手は、まあ、なんというか・・・・・・この日の字は「うら美葛の葉」あたりでは、かなりやっちゃった感が溢れていましたが(笑)、相当難しいですよね。子どもだっこして口で書くんだもの。見てるだけなら何とでもいえる。

    「松浦の太鼓」
    これは、とにかく勘三郎が可愛かった。
    勘三郎もわかってやってますね。きっと。おれ、ラブリーさが売り。

    この役は吉右衛門さんの方がニンだし、吉右衛門さんだと可愛いだけじゃなくって大らかで懐の広いところも見せてくれるから、最後の「ほめてやれ」で、ジーンとするんですが(なにしろ浪士達はこれから切腹だもの)、この日のお殿さまはとにかく浮かれっぱなし。
    最後に「ここでだしたか!」の平成中村座お約束の仕掛け(舞台の後ろぶっこ抜いてスカイツリーを見せる)もあり、とにかく万歳万歳で明るい幕切れ。
    それもあっての、勘三郎の松浦様ですね。

このページのQRコードです。

拡大