かわいいチャージ’24 公演情報 かわいいチャージ’24」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
1-6件 / 6件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2024/07/26 (金) 14:00

    メイドカフェを舞台にその従業員と関係者による「かわいい論」または「かわいいに関する哲学」。
    肯定的な見方、懐疑的な見方のほかにビジネスとして割り切った見方など様々で観客それぞれ共感/感情移入する人物が異なりそう。その「客観的/多角的な描き方」が見事で演を重ねていることに納得。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    それぞれのかわいいが有るのだと思いました。多種多様な時代でもあるので自分のかわいいを思いっきり表現出来たら幸せですね。かわいいに気づかない人もいても構わないですね。メイド服が可愛かったので出演者さんとのチェキが有っても良かった気もします。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    何でもかんでも「かわいい」という語彙で済ませる若者文化もあるけれど、この舞台では、何通りもの「かわいい」を再認識したような気がします。新しい感覚の芝居でしたし、次の舞台も期待してしまいます。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2024/07/25 (木) 19:30

    価格4,200円

    10周年記念という事で再々演の「劇団人間嫌い」の鉄板舞台を観劇しました。
    配役が等身大で、現代を生きる女の子たちのリアルを生々しくも、上手に舞台作品に落とし込んでいると言った印象。内容がとってもシンプルであまり芝居を観たことがない方にもお勧めです。
    日替わり彼氏の存在も、キャストが変わるとどういった変化が起こるのか気になりますね。

    ネタバレBOX

    Xにも書かせて頂きましたが
    メイク術やパーソナルカラー、骨格のタイプやインフルエンサーとしての写実的な感性に触れ、これはお芝居ではなくドキュメンタリー?目から鱗の体験でした。女の子として誰しも意識した事があるであろう「かわいい」は、お芝居であっても共感ポイントが沢山あったはず。和気あいあいとした稽古だったんじゃないかと想像しております。
    脚本や演出に関しても捻りだした…と言うより、伝えたい事をストレートに表出した舞台だったので、嫌みがなくスッと心に入ってきます。この世界観が好きな方には嵌ると思います。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    26日観劇

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2024/07/26 (金) 14:00

    座席1階

    「かわいい」の単語が何十回とさく裂する。「かわいい」を何のために求めるのか。どう「かわいく」仕上げるのか。そもそも「かわいい」って何なの? メイドカフェのバックヤードを舞台に繰り広げられる群像劇。「25歳を過ぎたらもう、おばさん」という世界でしのぎを削る女の子たちを見ると、おじさんは何だか少しかわいそうになってくる。

    メイドカフェには男性だけでなく、「かわいい」を追い求める女性のお客さんも来るらしい。だから、プロフェッショナルの「かわいい」を磨くために手を抜くことはできない。ダイエットなど言うまでもなくメイクを極めるだけではない。プチ整形だって当たり前。そんな厳しい世界を生きる女性たちの生態を、この舞台は余すところなく客席に突きつける。
    このメイドカフェのオーナーは「かわいい」が大好きだがビジネスとしても活用する、年商何十億の起業家キャリアウーマン。ある意味、店の女の子たちにとってはカリスマである。店長を任されている女性も「かわいい」の先端を行く。そんな店長にはスーツを着て髪をまとめ就活に没頭する妹がいる。ルックスに関してお姉ちゃんにかなり劣るというコンプレックスを持ち、表面上の「かわいい」だけを至上の価値としている姉に怒りと軽蔑を抱いている。
    「かわいい」ファッションにあこがれ、大学2年で授業出席が軽くなったことを機に入店した女子大生。メイドカフェでバイトしていることを彼氏に隠している女の子。「かわいい」の価値を巡って複雑に揺れ動く女心が絶妙に描かれている。「かわいい」を抜け出して彼と結婚すること幸せなのか。この物語は、今時の女の子が感じている「結婚」の立ち位置なども推察でき、とても興味深い。ただ、この物語の結論には物足りなさを感じる人がいるかもしれない。

    劇団人間嫌いが10周年で3本下北沢で上演する作品の2本目。「女の子」を描くことを持ち味にしている作・演出の岩井美奈子がぶっちぎりのメードカフェスタイルで出迎えてくれる。「女の子」であることを思い切り楽しんでいる前説も印象的だ。
    客席にはおたくっぽい青年が陣取っていたが、総じて女性が多かった。岩井が描く「女の子」にそれぞれ持つ思いが、終幕後の客席に渦巻いていた。

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