BARBER 公演情報 BARBER」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-2件 / 2件中
  • 満足度★★★★

    ダンス的マイム
    いつものように小気味よい。生演奏でしかも呼吸がぴったり。今回はちょっとしっとりとした感じ。ときどき時間軸を巻き戻していたが、構成が少々くどくなったかな。

  • 満足度★★★★

    床屋へようこそ!
    パリのミュージシャンをバックの据えてのマイム劇。わかりやすい物語と演技の中に大人なムード漂う舞台。OPもかっこよく、クスッとほろっとな舞台だった。

    80分程度。

    ネタバレBOX

    床屋を一人で切り盛りする丸山。黒田のカットを終えて、サラリーマン風の細身と天パの常連客・藤代のカットを始めるところ。そこに大きなバッグを携え、オレンジの帽子をかぶった女・田中が来訪する。困惑する丸山。細身と藤代は、店の奥に引っ込んだ二人を想像して盛り上がる。田中は、過去に丸山と関係があったが、仕事に打ち込む丸山ではなく黒田と結婚するも、黒田とのスレ違いにイヤになり丸山の元を訪れたのだ。そんな田中を追い返す丸山。しかし、黒田に発見され、追われるようにして田中は店に戻ってくる。店の中で繰り広げられる激しい思い。丸山は、田中と黒田の仲を取り持ち、二人は家に帰る。細身と藤代も出てった店内で田中の帽子を手に取り、丸山は思いにふける。後ろにはそれを取りに来た田中が。二人でにっこりしてエンド。

    ストーリーをわかりやすくるためでもあるだろうけど、シーンの繰り返しが効果的。セリフがなくても心の中が見えてくるよう。
    藤代と細身の二人(丸山と田中)の想像演劇がクスッとする。藤代の女の表情と仕草が妙にハマッている。また、黒田と田中のだんだんと溝ができていく様(田中の冷め方と黒田の無神経さ)が上手い。足をテーブルに見立てた会食シーンはまるでドラマのワンシーンだ。
    丸山のハンサム紳士な振る舞いはすこぶる爽やかで、藤代の情にもろい設定も○。皆、役柄がはっきりしていて、マイム公演とは思えないくらいしっかりした物語性のある公演だった。
    舞台的な話で、基本、客席に向かって店のイスを配置しているが、部分部分でイスを下手向きに配置することで、店の奥行きを感じることができた。良い演出と感心した。また、演奏がとても良かった。特にアコーディオン。物語にあった曲調、リズム。照明効果も手伝って、演者を輝かせていた。

    不満を言えば、田中と黒田のヨリを戻す展開がシンプルすぎるかなと思った(それまでのドラマに惹きこまれたためオチに期待しすぎたせいかも知れないけど)。もう10分長くして、もう一波乱あっても良かったかな。

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