映像鑑賞
満足度★★★★★
桧垣を観劇
あらすじ
肥後国・岩戸に住む僧が、毎日水を運んで御供えする老女に名を尋ねます。罪を滅ぼしてほしいと僧に語る老女は、太宰府で檜垣をしつらえた家に住んでいた白拍子(わかりやすく言うと春を売る女の人っすね)が藤原興範(ふじわらのおきのり)に詠んだ『後撰和歌集』の歌が、自身の歌であると明かし、亡き跡を弔ってくれるように頼んで消えていきます。→舞台中央に黒幕で作った場があって入ることによって消えると
僧は女が老いて住んだという白河の跡まで弔いにやってきます。すると深い霧の中で仄かに灯がともる庵に先ほどの老女がおり、世の無常や地獄での苦しみを語り、老い衰えた自身の境遇を嘆きます。藤原興範とのやりとりを思い出して白拍子の舞を舞うと、老女は成仏を願って消えていくのでした。→老婆の面が何とも悲しげで老けてる感凄くて枯れてる感じが・・・・でした