実演鑑賞
満足度★★★★
楽日観劇
他劇団さんで何度か拝見した演目。
ピッコロさんはとても洗練された感じで、陰鬱な戦争の息苦しさを感じる本作を、とてもスマートに、陰鬱さを少し和らげた感じで、綺麗にまとまっていて観やすかった(個人的には、ぼくとつとして、鬱屈した感じも捨てがたいが…)。
良かった👍
実演鑑賞
満足度★★★★★
昨年、他劇団ではあるが、上演され名高い賞を受賞した今話題の演劇であります。ストーリーはわかっていたが、劇団と演出が変わるとこれほど変化するものなのか、と驚いた演劇でした。
現代の戦争に見立てることは我々観客のなすべき姿勢であろう。最近続いている戦争の気運がどうしても気になり、この劇の時代である第2次世界大戦とは思えぬ背景と彼女たちの心根がずしんと我々の心に引っ掛かり、重くのしかかる。
ラストのパレードは彼女たちにとっては戦争の終わりを告げる明るいものでないことが、さらに我々に戦争のむなしさを訴えてくる。素晴らしいラストであった。しずかに感動の涙が頬を伝い、席を立てなくなった次第。私も老いて来たかなあと思う。