満足度★★★★
少しだけ遠いけれど
会場までは、
駅からかなり距離がありましたが、
終わってみればそんなことは全く気にならず・・・。
ちょっと不思議なリアリティに溢れた空間。
刹那の雰囲気からほどけていく
アパートの住人たちそれぞれが抱くものの質感を
しっかりと感じることができました。
満足度★★★
直球
タイトルもキャッチコピーも内容も直球。
ひねりをきかせてはいるものの、物語の軸はまっすぐの印象。
同じアパートに暮らす人々の話。
恩田和恵さん、麻生O児さんが好演。
バス停で座員が待機していて観客を会場まで案内してくれるのですが、そこからもう芝居がはじまっているような楽しい導入で、実際にその町歩きが、作品鑑賞中に活かされます。
感情表現がやや誇張気味なところがあります。あともうちょっとだけおさえたほうが、よりわかりやすく自然に伝わったり、くみ取ってもらえたりするのではないかと思います。
それぞれの登場人物に存在感があり、セリフも衣装もその人らしさがよく出ていました。
いろいろなことがあるし、ときどきはすべてを抱えきれなくて零してしまうこともあるけれど、人はそれでも生きていく、生きていかなくては、生きていきたい、と思わされました。
会場自体の空間の魅力と合わせて、その場にいることが心地良くなったり、ときには居心地が悪くなったりして、同じ場所と時間を共有できている感覚を味わえた時間でした。
満足度★★★★★
素晴らしき人間賛歌
まず、会場の雰囲気が素晴らしい。初めはびっくりしましたが、話が進むにつれて日常を切り取った一場面に本当に入り込んだようで楽しかったです。
そして、嫉妬や虚飾と言った心の闇の部分も全部ひっくるめてそれが人間だと開き直り、何だかんだ言いながらも人間肯定している物語にもの凄く共感出来ました。
登場人物それぞれが悩みやダメな部分を抱えながら生きていく姿が本当に良かったです。
満足度★★★★
日差しが暖かかった
階段の上に座っていたのですが、役者さんの顔がよくみえるし、舞台の一部にいる訳だからなんだか自分も住人の一部になったようで楽しかった。何より日差しがあったかくて雰囲気がとってもよかったです。カレーの香りもとっても美味しそうで(笑)
満足度★★★★★
面白かった
オクムラ宅「かもめ」でも思ったが、住宅街での公演は大きな声や音がご近所迷惑ではないかドキドキしてしまう。
なかなかスタイリッシュなアパートの共同スペースのパーティーの物語。
五感を刺激するとはよく言うが、今公演は特に嗅覚を刺激された。パーティーの料理が実に美味しそうで良いニオイ。
物語も淡々と進むが登場人物の悩みや心の闇が語られ、やや強引な設定もあるが引き込まれた。
駅からの遠さが苦にならないほど良い作品だった。
終演後に役者さんと観客でささやかなパーティーがあり、ご親切にカレーを勧めていただいたが、所用でお断りした。美味しそうだっただけにとても残念・・・。
ありがとうございました。
次回作もぜひ観たい。
満足度★★★★
宝物のような
昨日行って来ました。
今までこんな場所でお芝居見たことなかったです。本当に普通の住宅地の中にある、ちょっとおしゃれなアパートの中の空間。
それなのに、劇場で見るより「演劇」を見ている、という実感があったなあ。不思議。
内容はひとことで言うと、日常の中にある宝物を見つけたような、でも嬉しいというより、ほろ苦い気持ち。それが役者さんの演技だけであれだけリアルに感じられるとは。はっきり言って驚きました。
行けば分かると思いますが、この公演は色んな意味で再演は難しいかも。
行きたいと思っている人は行った方がいい、と思います。おせっかいですけど。
また、観客が座る席もいくつかチョイスがあります(自由席なので選びたい人はちょっと早目にいくとよいです)。今度はあっちの席で見たらどう感じるんだろう。昼じゃなくて夜だったらどんな感じなんだろう、という興味もわきます。
それだけ面白い空間なんですよね。
駅から多少遠いんですけど、これから演じる役者さんたちが道案内に立ってくれていたりして、すでに到着する道の途中からソルトワールドが始まっています。おススメです!