桜の園 公演情報 桜の園」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 2.7
1-3件 / 3件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    鑑賞日2024/02/14 (水) 18:00

    Cherryチーム。110分。休憩なし。

  • 実演鑑賞

    満足度★★

    [Cherry]
    演劇ってやっぱり難しいのだなあとしみじみ考え込んでしまった。観る方でなく演じる方ね。これは指導教授が悪い。もっとストーリーに起伏があって分かりやすいものでないと大学二年生では無理だよ。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    [Cherry]

    面白かった。チェーホフはこういうのでいいんじゃないか。44歳にして結核で亡くなる為、遺作となってしまった今作。前説を演るのがまさかのチェーホフ本人(加藤ひか里さん)、観客は襟を正した。

    MVPはロバーヒン役の宇崎花怜(かれん)さん。素晴らしい台詞回しで混沌の世界の一条の光となった。
    そして主人公である女主人ラネーフスカヤ役のバトアムガラン・エンフトゥールさん。イントネーションから韓国人と勝手に思っていたのだが、モンゴル人の女優。凄え才能。世間知らずの浮世離れした貴婦人ということでこの口調もありにしよう。
    万年大学生トロフィーモフ役の菊地芽衣さんも巧かった。
    養女ワーリャ役の関口愛維クリスティーンさんも記憶に残る。

    唯一の男性はピーシチク役の田中雄大氏。
    美術なんか凝っているし、桜吹雪も悪くない。

    チェーホフは面白いんだかつまらないんだか未だに分からない。(笑えない喜劇みたいな)。でも学生が「そのよく分からないもの」を懸命にやることで発生する磁場はある。日本ではそういう位置付けでいいんじゃないか。
    是非観に行って頂きたい。

    ネタバレBOX

    知っておくと楽な前知識。

    〈パリから帰郷〉

    女主人ラネーフスカヤ 夫を亡くした後、息子が川で溺死したショックで屋敷を出、5年前からパリで愛人と暮らしていた。現実と向き合えない放蕩家。

    若き召使いヤーシャ ラネーフスカヤに仕えてパリで生活。高慢。

    〈パリから母を連れ戻す〉

    娘アーニャ 新しい生き方に憧れる。

    アーニャの家庭教師シャルロッタ 戸籍もなく、大道芸の旅一座で放浪していた身の上。手品が得意。

    〈屋敷(もしくは近辺)で暮らしている〉

    養女ワーリャ 屋敷を守っていたキツイ女。修道女に憧れている。

    兄ガーエフ 脳内はビリヤードだらけの無能。

    メイドのドゥニャーシャ 若き召使いヤーシャに夢中。

    管理人のエピホードフ メイドのドゥニャーシャに求婚。運が悪くいつでも失敗ばかり。

    老召使フィールス もう呆け老人。

    〈地元の人間〉

    実業家ロパーヒン 貧農から身を立てた時代の申し子の実業家、金を稼ぐ才覚は群を抜いている。1861年農奴解放令により自由に。

    万年大学生、亡き息子の家庭教師だったトロフィーモフ 夢見る理想主義者。

    地主ピーシチク 借金まみれのダメ男。すぐ寝る。

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