実演鑑賞
満足度★★★
鑑賞日2024/04/05 (金) 18:30
初見のユニット。スピーディーに展開されるクライムサスペンス風ファンタジー。(4分押し)121分。
作家の世兎(せと:立澤鎮也)と謎の少女・夢月(加藤史枝)を取り巻く人々の物語。夢月はどう見ても死んでいるんだけど、誰が殺した、という疑問を複雑に解く展開は興味深い。登場人物が多く、関係を見極めるのがなかなか大変なんだけど、もうちょっと整理できなかったのかな、とは思う。終盤にやや強引な種明かしが展開されるのだけれど、論理を大事にするというより感触に重きを置いているような作風。役者陣が一定程度力量があることは分かる演技をしっかり見せる。途中ちょっとウザいアドリブとかが入るのだが、常連の客には受けていたようで、いつものことか、とも思った。特に終盤、叫ぶセリフが多くなるところは、ちょっと耳障り。暗転も少なくはない。