匂いのないものたち 公演情報 匂いのないものたち」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
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  • 満足度★★★★

    演劇多様性
    説明の文章の意味が分かりづらく、「役になりきる、感情を移入する。言葉(台詞)のイメージを膨らませ、動きをそこに貼っていく。自然を模倣し、自然な動作をする。」ということが悪いというか、演劇ではないと言っているのだと思いますが、それじゃあ30年前の小劇場の世界を教えてもらいましょうと身構えて観ました。

    ネタバレBOX

    くねくねしながら台詞を言うことが虚構性っていうことでしょうか。確かに現実の世界ではくねくねしながらしゃべる人は限られています。

    ちょっと『メモリーズ』のようなストーリーでした。安楽死の前に本人が希望する記憶を植え付ける人のような生き物の話で、人間は「匂いのあるもの」、彼らは「匂いのないもの」と呼ばれています。

    彼らの能力は安楽死の前だけでなく広範囲で使われるようになり、イメクラ業界が壊滅したという、性欲が技術を発達させる典型でもありました。

    最後に解決編のようなものがあり、全てお芝居でしたがあって大団円で終了という構成でした。虚構ではあります。

    生物多様性ならぬ演劇多様性を担う存在かもしれませんが、30年前云々の大見栄を切るほどのことも無かろうにと思いました。

    それにしても、所長さんともう一人は、妖怪人間ベラ、ベム的な感じでした。

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