愛が殺せとささやいた 公演情報 愛が殺せとささやいた」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
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  • 満足度★★★★

    愛とは
    とても奥深いもの。観ていてヒリヒリするというか苦しいというか。与える愛、与えられる愛。難しい感じがしました。

  • 満足度★★★★★

    演技合戦
    これで犯人決定かと思ったらまた別の人が怪しくなるどんでん返しの回数は、このくらいが限度か。
    確かに、若手とベテラン勢の演技合戦も面白く、特に鈴木裕樹が怪演!

  • 満足度★★★★

    色々な可能性があるとはいうものの…
    やり過ぎは困ってしまいます。

    ネタバレBOX

    若い女優がいきなりベテラン女優の死体を発見、あるいは発見した振りでスタート。その後、刑事が来て関係者を疑うと、全員容疑者の可能性があり、仮想再現シーンが延々と続きました。

    アフタートークで、犯人はお客さんの感じるままにと言われても困ってしまいます。

    どんでん返しの連続はハラハラドキドキで面白いのですが、何でもありのパラレルワールド状態となると、もうどうでも良くなってしまいます。

    一応事実を集約すると、15年ほど前に女優が客船から転落して死亡したが双子の妹が女優を騙りその後務めた、何人かの関係者はその事実を知っていて利用していた…。

    そしてラストシーンが多分本当の答だとは思うのですが、大人になり切れていない女優の息子たちによるサイコっぽい犯行だったとは。

    水沢アキさんの、女優の顔、母の顔、恋人の顔などの演じ分けは見事でした。
  • 満足度★★★★

    見応えたっぷり
    大女優・鶴田愛子(水沢アキ)が何者かに殺害された。すぐに刑事がやってきて現場検証が始まる。一見、皆が愛の死を悼んでいるかのように見えるが・・。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX


    刑事らは愛の実の息子と思われている愛が所属する会社の社員である竜太(松本慎也)、愛と双子の今は亡き妹の長男で製薬会社社員の幸一郎(藤田玲)、その弟で精神薄弱の省二郎(鈴木拡樹)、愛の専属脚本家の三条安孝(宮川一朗太)、幸一郎の婚約者で女優の富永ルリ子(原絵里)の全員に愛を殺したい動機とアリバイを追求していくが、このシーンで容疑者全員が愛を殺した場面のシュミレーションが行われる。この展開で水沢アキはなんと、5回も死ぬわけだが、よくよく考えたら、水沢アキの死んだシーンしか覚えていない。笑

    そんな強烈な印象の死の場面で必ず、落雷の音がドドーーン!と鳴り響く。つまり、5回、殺されるシーンに5回の落雷の音だ。笑

    そんな舞台で5人の容疑者はそれぞれの屈折した精神を見せ付ける。それは15年前に起きた愛の妹・芽衣子の死の謎が解き明かされた時から、この物語は始まるのだが、なんと、あの時殺されたのは大女優の愛の方だったのだ。殺した犯人は当事10歳の愛の実の息子・幸一郎だった。ここでこんがらがらないように整理するが、殺された愛に芽衣子が入れ替わっていたので、芽衣子の実の息子は竜太で、愛の実の息子は幸一郎と省二郎だ。

    当事の愛は大女優という職業柄、二人の息子に愛情を注ぐことが出来なかった。その結果、愛情に飢えていた幸一郎は自らの母を殺し、代理母として芽衣子おばさんに愛情を注いでもらおうとしたのだった。こうして愛と偽って女優の座に収まった芽衣子は、かつての愛と同じように忙しくなってしまう。大女優・愛を取り巻く醜い人間模様を描写しながら、2人の兄弟は母を殺した代償に受け取るはずだった渇望した愛情さえも実らないまま、芽衣子も誰かに殺されてしまったのだ。

    5人全員に殺す動機があり、結論は見えないまま、舞台は終わるが、刑事は「君たちにどんな脚本を作られるか解ったものじゃない。」と吐いて終焉するサスペンスドラマだ。
    勿論、全員のキャストの演技力は素晴らしい。特に精神薄弱の省二郎を演じた鈴木拡樹が秀逸だった。素晴らしい!

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