恋シテ、乙女! 公演情報 恋シテ、乙女!」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.0
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  • 満足度★★★

    石川ひとみって、古いだろ~
    他の劇団でも時々見かけるが、既存の曲に登場人物の心情を語らせてしまうのは、安易すぎて感心しない。セットの壁や家具の色が会社っぽくないが、きれい。(チラシのイラストレーターと美術さんは別らしい。)主人公の衣装換えが現実的なコーディネートでかわいい。ただし、最後のワンピースの上にストライプのタイトスカートは合ってないので止めた方がいい。若い女のルーズなTシャツに短パンは普通の会社ではありえない。(ウサギ?耳も!)

    ネタバレBOX

    どんな業種の会社なのか最後までわからなかったが、はっきりした方がリアリティがでると思う。あの値段でヨーロッパに行けるかどうか、いい年してわからんか?おめでたい人の集まりだった。
  • 満足度★★★

    勘違いな恋
    目立ちたがり屋で姉御肌、相手が自分を好きだと勘違いした挙句、殆ど瞬間的に好きになってしまう動物的な女。そのくせ他人から認めてもらいたい願望が強く、なのに案外素直になれないメンドクサイ女の物語。笑

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    ノリがよくて笑い上戸、つっこみ上手、つっこまれ上手な女で会話が弾む。とくれば男性にとっても魅力的なはずなのだけれど、男性にもノリや話力のある人とそうでない人がいるはずで、それらのKYがまったく出来ないばかりか、タブーなオヤジギャグと早口でもって話が飛びまくり、ついでに話題を独占しちゃう女ってどうよ?みたいな風景。笑
    つまりは友達にはなれても彼女には出来ない女の恋物語なのだ。

    しかしながら、綾乃は1人の相手を想い続けるロマンティックではない。統計的にモテる人には“諦めが早い”という共通点があり、ダメそうなら早めに手を引き、ほかの人に目を向けるフットワークの軽さ&割り切りのよさは、恋の相手候補を増やすために重要なことらしいのだが、綾乃のフットワークの軽さ&割り切りのよさは抜群だ。だから常に誰かに恋しているのだが、肝心の相手からは恋の対象にされない。

    物語は社員旅行の企画案についてチームを組むことになった場面から。
    綾乃自身がリーダーとなってホワイトボードに詳細を書き込みながら張り切る。この時点で既にリーダーは自分と決まっており、副リーダーも勝手に決めてしまう。もうこの時点でおばさん根性丸出しなのだが、ここで登場する男たちのダメっぷりも著しい。笑

    女子との効果的な距離の詰め方もなってないし、自意識過剰な男たちだ。更に大抵の女子がひく自慢話を連打する男。無意識にモテない行為をやって、いつまでたっても女子との距離を縮められない男。場の空気を読んだり、女子に対する配慮ができない男。自分が取ってる行動で、女子がどう思うかを考えてない男。すべてが、ひとりよがりな男。自分の話ばかりで言動すべてが自意識過剰などのナルシストな男。次いで、いい年して、やたらと言葉遣いが若い、アタマ悪そうな男。←これ最悪!

    要はダメそうな男とモテナイ女の協奏曲だった。たぶん記憶には残らない舞台だ。ちょっぴりコメディ。ちょっぴり切なさをはらんだ綾乃と彼らの人間模様。

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