実演鑑賞
満足度★★★
X(旧Twitter)では軒なみ評価が高く、気になっていたが残念ながら私には刺さらなかった。登場人物それぞれが水彩で描いた抽象画のように淡く儚く、逆に言えばあまり毒のない人として描かれており、そこに私の感情が没入できなくて、客席でひとり取り残されたような気分になってしまった。
抽象画に心揺さぶられる人がいれば、写実絵画のほうが心惹かれる人もいる、って感じだろうか。とはいえ役者さん達の修練や佇まいは素直にすごいと思った。
アフタートークで「らんまん」の脚本を務めた、てがみ座の長田育恵さんが登場。「らんまん」制作時のこぼれ話なども聴けてありがたかった。