満足度★★★
名作!
公演時刻によって『楽屋』と『息子』を演じ分けるのかと勝手に思い込んでいたので、二本とも観られて嬉しかったです。
こんなことを言うと劇団の根幹に関わることかもしれませんが、バンドなしの舞台を観てみたいと思います。
満足度★★★★
独特な古風の表現
『息子』でのセットや小道具の揃え方、発声、貧乏臭い着物の着方など、小劇場界の長老とも言うべき元主宰が貧しい頃の日本を本当にご存知だからでしょうか、他の劇団とは何となく違います。リアリティ2.5割増しでしょうか。前半の『楽屋』は非リアルを追及したような作風だったので、なおさらそう感じました。
1960年安保を取り上げる次作は、恐らく元主宰の実体験、歴史観、思想を反映した日本の戦後史の総括のような渾身のメッセージの作品になるのでは、と予想しています。
息子/音楽とのコラボ良かったです!
生演奏の音楽と効果音を売りにしているだけあって、いい相乗効果が出ていたと思います。「息子」のほうはテーマサウンドもぴったりだったなぁ。楽屋/う~ん、4人の女優さんの声が野太くて一本調子。これ、蓮出家の好みなんだろうか、それとも効果音に負けないように声を出しているうちにこうなってしまったんだろうか。小さな劇場なので、あんな声必要ないと思いますが・・・・・。