実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2024/01/26 (金) 14:00
劇団員がSNSで主宰のパワハラを告発したことで公演を中止するかどうか議論する座組の12人……というこどで、「12人の怒れる男」を筆頭とする会議劇の面白さにこの題材ゆえの「演劇に対する関係者の想い」を附加して、なおかつ90分に収めたのは見事。
そして状況設定/人物設定の提示的な前半は「12人の怒れる男」リスペクト、テーマ(稽古中のパワハラは座組だけの問題ではなく観客や演劇界全体に影響を及ぼすという主張)が前面に出てくる後半はオリジナリティに溢れる、と言えるのではないか。
そして、いわゆる仇役/憎まれ役は作品の面白さの決め手となる要というのが持論だが、本作でも証明されたと言えよう。
また、原典的な「12人の怒れる男」を知っているとより楽しめると思うが、知らなくても存分に楽しいと思う。
例えば当日パンフレットの登場人物名からニヤリとさせ、開演して間もなく「やっぱり!」と思わせる人物設定は作者である金子さんのサービス精神の顕れだろう。
あと、昨今よく取り上げられる「自分(だけ)の正義を振りかざす勝手さ」も描かれており、これまたイイ。
実演鑑賞
満足度★★★★★
素晴らしかったです。
金子さんの挑戦、見届けました。
十二人の思い、演劇界の課題、とても考えさせられました。
素敵な時間をありがとうございました。
実演鑑賞
満足度★★★
十二人の怒れる男を知っていると議論部分の甘さが目立つ。
後半のテーマは良いが議論の軸から外れて俗っぽい理由になってしまったのも残念。
とはいえ8号の奮闘、2号の勇気、3号と10号の悪意など役者陣に拍手。
結局は面白かったんだけどね。
実演鑑賞
満足度★★★★
とある劇団でのパワハラ問題に関する議論を十二人の怒れる男のフォーマットで展開していく会話劇。
「金子の挑戦状」という企画名のとおり、チャレンジングな芝居。
内容はネタバレ無しには語り難いのですが、私は観に行って良かったです。