実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2023/11/10 (金) 15:00
座席1階
「みひつのこい」は未必の故意で、殺人事件などの場合、強烈な殺意はないものの「死んでも構わない」という思いで殺人行為を行った時に、未必の故意という言葉が使われる。今作でも殺人事件が取り上げられるが、ちょっと違うかな、と思う。この事件は未必の故意ではないかも。
劇場は舞台と客席がつながっている小さなスペースで、目の前、1メートルの距離で役者さんの迫力ある演技を堪能できる。
開演前に目につくのは、殺人捜査で見られる被害者が倒れていた状況を示す人型のロープ。誰がどう殺されることになったのかという物語が始まる。
東京タンバリンが得意とする人間関係をめぐる会話劇。今回は「星を見る」という小さなサークルが舞台だ。星を見るというちょっとロマンチックな香りがするところに、少し怖いムードが漂う。
なぜ、タイトルが平仮名となっているかは見ているうちに分かる。こんな仕掛けも見どころだ。