満足度★★★★★
海のどこかで戦争が始まる
そんなお話。
戦争が日常の中に横たわっている。
安穏と暮らしながらも、その渦中の中にいる、
律された社会生活を捨て去りたい大人たちのパラダイス。
そのひりひりした何かは僕の指針なのかも知れない。
満足度★★★★★
微妙な心の動き 面白かった。
戦後の話と思っておりましたが、今の話でした。
ポップな感じの始まり、動きが激しいところは、common daysとして新鮮でしたが、その場面を上手く表現しています。 そして人物の心情がゆっくりと時間とともに出てくる、強盗をしてしまう、結婚、親の元へ、住んでいる人は4人になり菜摘の心が揺れ、加西が慰めてる所へ菜摘に好意を持っている三枝が入ってくる、君もこっちへ着て一緒に寝よう、翌日三枝はそこを出ようと決めます。
3人のこのシーンが、とても良かった。微妙な心の動きがとても良かったcommon daysらしいお芝居でした。
面白いお芝居有難うございました 。
満足度★★★★★
飛ぶもの
「観た人全てにこれを伝えたい」という、明確なメッセージがある作品ではないのかな。誰に注目するか、どんなものを受け取るかは本当に個人に委ねられる作品のような気がします。
登場人物それぞれの、はっきりとは語られない痛みについてあれこれ考えてしまいます。
きっと皆「普通に」生きてきた人なんだろうな。
もしかしたら、全員が私なんだろう。
このままでいたいのか、このままでいいのか。どうしたくてどうすべきか。
何度も笑わせて頂きましたが、この作品のことを考えると、あまり直視しないようにしている今の自分の中にある漠然とした不安にピントを合わせてしまいそうになります。
鳥にも戦闘機にもなることなく生きるのも、ひとつなのでしょうか。
お芝居は怖いですね。いい時間を過ごさせて頂きました。
追記
ずっとてっちゃんのことが気になっています。あの人、何なんだろうなぁ……
満足度★★★★
観るのに気力のいるお芝居
好きな劇団で、いくつか観たことがありますが、今回はいつもと作品の雰囲気がちがってて、驚きました。
かなりのテンポで騒がしくすすむのですが、四面楚歌な重々しさが全体に横たわっていて、あまりに共感できる所があって、なんとも言えない気分になりました。
ただ笑って泣きたいときには、ちょっと、つらいかもしれません。少し後悔もしました。
でも、ラストまでみて、観て良かったと思いました。いつもだときついけど、こういうお芝居をたまには見て、終わってから考え込む時間をもててよかった。
そういう、力のあるお芝居でした。
休みの日にお芝居をたのしむってものとは違うきがしますが、今の私は五つをつけたいです。
でも、こんどは、また、居酒屋でお酒のみながら、見たいなあと、思います。