羽音(heart) 公演情報 羽音(heart)」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 5.0
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  • 満足度★★★★★

    無題35
    下期のスタートはダンス。
    7/1(金)2回だけの公演。ダンスをみるのは(こりっちにないものを含めて)10公演くらいで、多くはありませんが本格的なダンスはどれも目をみはるものばかり。パフォーマンスの要素が強いものはそれなりに(◎か×かのどちらか)。今回は「北沢タウンホール」2階。下手、キーボード、打楽器。両サイドからロープのようなものが正面奥に向かって張られ、ピラミッドの稜線か、プリズムのようです。奥にはパイプが組まれ、3段の足場ができています。奏者、白い衣装の男性がお二人、一人は右足を「ジャラジャラ」させています。赤い衣装の女性が一人、ヴァイオリン。ダンサー、奏者と音楽、照明、小道具。どれもすごいな。

    ネタバレBOX

    観て、聴いて。

    たぶんちゃんとした筋立てがあるんだと思うのですが、鳥かご、(オレンジ色の衣装)フラミンゴみたいな3人の女性ダンサー、最後に天から舞い落ちる白い羽。これは。池上さんは捉えられた鳥(出だしはなんだか怯えているようにも見えます)で、「自分の持っている翼を広げる旅」をしているのかなと。

    黙々と演じるだけではなく、ダンサーたちがひとつずつ楽器(タンバリン、トライアングル、シェイカーなど)を持って練習、照れながらもみんなで演奏。長〜いゴム紐(フロア対角線一杯に伸びる)で、縄跳び…

    足場でのコミカルな演技(足技)。

    今読んでいる「響きの科楽(J.パウエル)」早川書房には、音楽の「音」と「雑音」とはどこが違うのか、楽器の構造、空気の振動、リズムや調についてわかりやすい文章で書かれています。本公演、協調的な倍音をたくさん含んだ響きの美しい音楽のようでした。フロアいっぱい使って、それは表情を持った流れる水のようでもあり、深く湛えられた水のようでもあり。

    追記:3人が奏でる調べを忘れてはダメでした!

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