期間 |
2011/05/07 (土) ~ 2011/05/07 (土)
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劇場 |
生祥児童公園(麩屋町六角通り南西角)
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出演 |
生実慧、今野恵子、島崇、西村麻生、松田正隆、森真理子、山口惠子、和田ながら |
脚本 |
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演出 |
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料金(1枚あたり) |
0円 ~ 0円
【発売日】
*無料・予約不要、直接会場にお越しください。
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公式/劇場サイト |
http://marebitonokai.blog118.fc2.com/blog-entry-139.html
※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。
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タイムテーブル |
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説明 |
「N市民 緑下家の物語①」
N市は、1945年の原子爆弾投下によって廃墟となった。その後、日本 の経済成長とともに復興を遂げ、廃墟の経験は次第にN市民の記憶の中から 消え去っていった。
緑下家が県北部の離島からN市中心部に移住したのが1970年代後期、 父、緑下川音(みどりしたかわおと)は工業高校の国語の教師をしながら、 母、美濃(みの)とともに三人の子供を育てた。
主人公の孤独な青年、緑下稲光(みどりしたいなみつ)はその三男である。 稲光は、ひとり言を言うのが癖である。目に映る光景を言葉で描写しテープ レコーダーに記録するという地味な趣味がある。ひとり言以外はほとんど無口で、 割に合わないその場しのぎのバイト生活を続けている。
長男の名前は、陽(よう)。陽は右翼団体のリーダーの「ボス」という男 からクズのような仕事をもらい生活している。ハマノ町の居酒屋で働くマリー という恋人がいる。
次男の名前は、次男(つぎお)。次男は、生まれて三時間で息を引き取ったが、 母がせめて名前だけでもと、埋葬時に「次男」という名前を父によって付けられ、 緑下家の墓に刻まれたのである。次男は、稲光の口をかりてN市の世界へと顔を 出すことができるようである。稲光がしきりにひとり言を言うのは実は亡霊と なった次男との対話でもあるのだ。
陽と稲光には、ユミという一人の姉がいる。ユミは突然失踪し、行方知れずで ある。噂では勤めていた会社の上司との関係に原因があるとされたが、それも噂 だからさだかではない。時々、稲光はN市の街角でユミの幻影を見たりする。
ある日(2011年5月7日)、公園でいつものように声の記録をテープレコーダー に吹き込んでいた稲光のもとに兄の陽が現れる。彼はボスから市長の殺害計画を 密かに聞かされたことを稲光に告げるのである。 |
その他注意事項 |
*上演時間内、お好きな時間にお越しください(途中出入り自由)。混雑する場合は譲り合ってご覧ください。 *雨天の場合は、翌日5月8日(日)に延期します。その場合は、マレビトの会ブログ、ツイッターにてお知らせいたします。 |
スタッフ |
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N市は、1945年の原子爆弾投下によって廃墟となった。その後、日本
の経済成長とともに復興を遂げ、廃墟の経験は次第にN市民の記憶の中から
消え去っていった。
緑下家が県北部の離島からN市中心部に移住したのが1970年代後期、
父、緑下川音(みど...
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