満足度★★★
主力さん片手間・・そして誰も・・。
たまたまなのか?前観作「長屋紳士録」を含め、本作でも感じましたが、「東京乾電池さん」主力の役者さんは、外での御活躍(お忙しいのでしょう)は目立ちますが、本隊公演は・・今一の印象。登場人物がやたら多く、独特の間の取り方なんでしょうが・・中途半端に観え、落ちも予想通りで・・、勿体無~い。劇団員さんが多い為、そこそこの集客力は期待できますが、(元々集客力のある)看板役者さんとのバランスが難しいのかも・・このままでは、観客が・・“そして誰もいなくなった”・・とならぬ様・・祈ってます。。次回作「ハムレット」・・相性の良くない劇場故・・、ん~。月末劇場とは別で、作・演出を含め若手主体(?)の番外企画でもあったら行って観たい・・ってとこかなぁ?
満足度★★★★
不条理なのに論理的に推理劇として成立し、大どんでん返しがあるという矛盾。それ自体が不条理。面白い。
本多劇場こけら落とし第2弾として上演された演目。
タイトルの通りクリスティの同名小説に材をとりながら、
ゴトーを待ち続けるという味付け。
どうも、別役実というと不条理で難解という
イメージが強く苦手なのですが、
その中にあっては、殺人の動機も「不条理な理屈」
には合っている。
本作の「不条理推理劇」としては、
連続殺人の犯人探しのストーリーも、
不条理な動機から客観的に理屈が合うという
一見矛盾した状況が面白い。
そしてラスト、推理劇として普通に?感心する?
どんでん返しがあるというところが面白かった。
ここがチラシの宣伝コピー「モンティパイソン的大どんでん返し」
を指すのでしょうが、表現方法というか絵面が
「モンティ…」なだけなので、
他の作品を引用するのはかえってマイナスであり、
別に、「他作からの引用を宣言するような」必要はないと思う。
柄本さん(セリフはとんでたけど)、綾田さんという
ベテラン勢の力の抜け切った演技もいいが、
クライマックスでは探偵的な役割を担った、
江口のりこさんが光ってた。
満足度★★★★
タイトルとサブタイトルにあるようなストーリー展開
下手の観客席の壁にも、この芝居の内容がいろいろ書いてあったりしたし、推理劇でもストーリーを追うというのでもないのだろう。
東京乾電池は不条理劇の印象が強い。
そして、今回も別役実作の不条理劇。
劇団の初期の頃に上演した作品だということらしい。
そして、今回は東京乾電池35周年記念公演ということである。
満足度★★★
ベケット+アガサ=別役
劇団35周年記念公演。
笑わせる箇所がちょっと古典的のような感じだったけど、小難しく考えず楽しめた。江口さんがいい女優さんと再認識、綾田さんはかわいいおじさんでした。
満足度★★★★
秀作!
初東京乾電池。
たまたま連日で別役実作の作品を観劇したが、やはりセリフのキレがすばらしかった。演技も申し分なし。面白かった。
舞台とは別に、受付と客席案内のテキパキとした動き(進行管理)に非常に関心した。劇団の方が行っているのだろうけど、すばらしかった。
満足度★★★★
敵
素敵、適当…??別役ワールド楽しませてもらいました。さすが、劇団東京乾電池。あの重たくサラサラとした空気って東京乾電池ならではですよね。江口のりこさんも立派になって…(笑)。夢子さんも他にみない役者さんですよね。