満足度★★★★
笑える芝居笑えない現実
思わず笑えてしまうのはまだ狂ってないから。でも手放しで笑えないのは狂った現実があるから。誰も信じてないことが力をもってしまってそれに振り回されていくーーそんな愚かな回転を作ってしまったのは誰なのか。笑えるうちに止めなければならないのだが、もう命まで賭けてしまっている人さえいそうでコワイ。この嵐、はたして止められるのだろうか?
3年前の再演とは思えない「いま」が描かれている。荒れた海に引き込まれ、いつの間にか波間にあっぷあっぷしている自分がいた。吸引力をもったいい芝居だ。
満足度★★★★
ズッシリと…
基本は“笑い”です。
でも、笑いながらも苦しくなって、頭の中にも胸の内にも
色んな想いが溢れてくるのです。
“あなたは、どう思いますか?”
そんな声にならない疑問を突きつけられているような。
永井脚本の上手さと、役者の上手さとで、沢山の想いを
噛み締めた芝居でした。
オススメです!!!
満足度★★★★
滑稽だけどリアルなのだろうなあ
校歌斉唱をめぐる言い争いは滑稽で大笑いしてしまったけれど、教育現場ではリアルに起きていていることなのでしょう。そう考えると世も末な気分。
実は重いテーマだと思うですが、客観的な視線で描いているから笑えるのでしょうね。